先日、ていうか先月なんですが娘が20歳になりまして。これで家族全員がオトナでございます。
遅ればせながらそのお祝いで近所のとある居酒屋チェーンに行き家族で祝宴を開きました(ひとり暮らし中の次男はのぞく)。
で、その店で楽しく飲んでいたわけですが、なんだかメニューに引っかかるものが。見てると正直ムカムカしてきました。
それがこれです。
なんやねんこれ!
肉吸いうどんとは…?
このメニューを見て、ぼくは「なんやねんこれなめてんのかバカにしてんのかなめんなコノヤロー」と思ったわけです。家族にも「ちょっと見ろよこれ何やねんこれナメてんよな」と言ったんですが、どうにも反応が薄い。
ああそうか、知らんか、そうですかそうですか。みなさんは分かりますよね?え?分かりません。
じゃあ説明しますよ。
そもそも「肉吸い」って知ってますか。大阪の方なら知ってますよね。ていうかぼくもこのブログで書いてるやんけ。
花紀京さんが、二日酔いの状態で出番の合間に軽い食事を取るべく「千とせ」にやってきたときの注文が「肉うどん、うどん抜きで」。先代の店主がこれに応えたのが肉吸いの始まりだということです。その後、クチコミで評判が広がり、肉吸いは超人気のメニューとなりました。
肉吸い誕生秘話、こんなカンジです。花紀京師匠、さすがですやん。つまり、肉うどんからうどんを抜いたのが「肉吸い」なわけです。
となると、分かりますね、「肉吸いうどん」てなんやねんってなりますよね。肉うどんからうどんを抜いたやつにうどんを入れたってことじゃないですか。それは「肉吸いうどん」じゃなくて「肉うどん」じゃないですか。「吸い」要らないじゃないですか。「なんやねんこれ!」ってなるじゃないですか!
どて焼き串も!
この店にはもうひとつ、大阪名物といっていいメニューがありまして、それが「どて焼き串」ってやつです。
どて焼きは、牛のスジ肉を味噌やみりんで時間をかけて煮込んだものです。牛スジと味噌のハーモニーがバツグンでウマいのです。
ぼくはこれが大好物で、大阪に居るときは飲みに行くといったら絶対に食べるものです。なのでこれは注文しました。肉吸いうどんは食ってないけど。
そしたら、ちゃんと牛スジだったんですけども、味噌が白味噌だったのです。
「は?」
どて焼きは味噌で煮込んで煮込んで食べるとノドがカラカラになるほどの濃~い味噌の味を楽しむものですが、さすがに白味噌になっちゃうと味が違うじゃないですか。なんで白いねん。
ってなっちゃいますよね。どうしても。
最後に
ガキのころならいざしらず、今はもうオトナなのでイチイチ文句を言うことはありませんが、もうちょっと何とかならんもんでしょうか。
リサーチ不足なのか「このくらいでいいか」という妥協なのか知りませんが、そのチェーン店は他の都道府県の名物みたいのも色々提供していますが、もうちょっとリスペクトがあってもいいんじゃない?別にいいんだけどさー。みたいな。