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歴史好き北野映画好きがやっとこさ『首』を見た

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『首』が観たい!

ぼくは北野武監督の映画が好きなんです。そしてご存知のように歴史好きでもある。そんなぼくが映画『首』をやっとこさ見たんです。

見たい観たいとずっと言い続けるも公開時には映画館に行けず、ならばと動画配信サービスではU-NEXTだけでぼくが加入しているAmazonプライムビデオに全然来ない、ならばアマプラでレンタルを…と思ってもカミさんの稟議が下りない…とずっと詰んでいたのです。

その『首』が先日、日本映画専門チャンネルで放送されたんですよ!知ってました?

「こんなの見たくない」とカミさんがいうので録画して休日にやっとこさ見た次第です!

もうワクワクですよ!ワクワクでしたよ!

『首』とは

みなさん知ってますよね、『首』。話題でしたもんね。世界のキタノの映画ですからね。

首

天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。果たして黒幕は誰なのか?権力争いの行方は?史実を根底から覆す波乱の展開が、“本能寺の変”に向かって動き出す― 衝撃に備えよ。

引用元:首(Amazonプライムビデオ)

要は、本能寺の変を描いた歴史映画です。嘘です。題材こそ本能寺の変ですけども、そこは北野武監督、ただの歴史モノではありません。大体、セリフは現代語だしワケわからん人物は出てくるし、何より、全員トチ狂っている。公開前には「戦国版『アウトレイジ』」なんて評価が踊っていたくらいですからね。

だからこそ、ぼくはもう期待を膨らませすぎて死んじゃうくらいだったってわけです。

 

『首』を見た!

というわけで、やっとこさ『首』を見たわけです。録画したやつを、休日に。家にはひとりだけ、ゆっくり見られる…。ぼくは一旦落ち着いてコーヒーなんぞを淹れ、テレビの前に正座し、ポチッと再生ボタンを押しました。

………おお!信長!加瀬亮くん!尾張弁全開!めっちゃ狂ってる!部下につらく当たってる!『アウトレイジ』の石原そのままやんけ!

なんて最初はテンション爆上がりで見てたんですけど、なんでしょうね、テンションはだんだん下がっていきましたね正直言って。なんかなぁ、期待がデカくなりすぎたかなぁといったカンジ。

いや、面白いんですよ、間違いなく。全員が自己中で狂ってるなんて北野映画らしいし、その狂い方も素晴らしいし、それを演じている俳優さんも素晴らしい。加瀬亮さんはもちろん、光秀の西島秀俊さんや利休の岸部一徳さん、秀長の大森南朋さん、家康の小林薫さんが自分の欲だけのために他人を躊躇なくハメようとするのが非常にいい。

しかし、それだけかなぁ…なんか。狂った人間をひたすら見るだけという…。タイトルどおり首がはねられるシーンが最初っから最後まで出てくるんですけど、それも数が多すぎて食傷気味…。通じて重要な要素であるテーマ(ネタバレになるので一応書かない)も、なんだかたけしさんが土方歳三役で出てた大島渚監督の『御法度』みたいで「うーん…」ってなったし…。

ちょっと自分をじらしすぎてそんなカンジになっちゃいました。

ただ、全員の狂い方や全員の自分勝手さはホントにハンパないので、クライム味やらサイコ味が好物の人には超オススメです。

最後に

なんだろう、ちょうど『アウトレイジ ビヨンド』を観たときがこんなカンジだったんですよね。1作目のインパクトが強くて期待しまくって「あれ?」ってなっちゃったというか。でも、何回も見るうちに『ビヨンド』はシリーズで一番好きになってます。

なのでこの『首』も、何回もしがんでしがんで面白さが分かってくるのかもしれません。なんて思いつつ、今からもう1回見よう。

首

  • ビートたけし
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