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『麒麟がくる』最終回の「3年後」はいらんかったなぁ

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NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が終わってしまいました。

久々に毎週ワクワクして楽しみに視聴してきた大河ドラマなので、非常に悲しい。この言い方非常に嫌いだけれども、麒麟ロス、光秀ロスってやつですか。

見おわって思うのは、非常に面白かったなぁと。今までぼくにとってのナンバーワンだった大河ドラマは同じ池端俊策さん脚本の『太平記』なんですが、それと同じかもしかしたらそれを凌ぐ面白さだったかもしれません。

しかし、最後はちょっと「あれ?ショボいな」と思ったところがあるんですよね…。

最高の「本能寺の変」だった『麒麟がくる』

『麒麟がくる』の最終回、ぼくは、大げさではなく本当にずっとザワザワと鳥肌が立ちっぱなしで見てました。「むぅ…」「すごい…」「おお…」なんて呟きながらザワザワと見ていたのです。

今まで描いてきたことそれぞれが本能寺の変に向かってまとまっていく感覚が、本当にすごかった。松永久秀の平蜘蛛から信長と光秀の齟齬が表面化し、正親町天皇と帰蝶が暗に光秀の後押しをしてついにトリガーを引いた光秀という流れが本当に素晴らしいと思います。さすが池端先生。

そして本能寺。

麒麟がくる
(画像掲載元:本能寺の変〜明智光秀 | 『麒麟がくる』

本能寺に迫る明智光秀の表情、サイコー。相手が十兵衛光秀だと知ったときの織田信長の表情、サイコー。光秀演じる長谷川博己さん、信長演じる染谷将太さん、その表情はどうやって作り上げたの?これぞ光秀と信長の本能寺といったカンジです。今まで「斎藤道三の2種類の後継者」として培ってきた2人の愛憎が噴出している“表情”です。

こういう描き方をしている「本能寺の変」は今まで見たことない。なんというか、光秀と信長2人の“表情”で本能寺の変は光秀はもとより、信長も望んでいたことなんじゃないかと思ってしまいます。

特に、信長の有名なセリフ「是非もなし!」。これは本能寺を描くならどの作品でも絶対に信長が吐くセリフですが、今まで見てきた中で本当に最高の「是非もなし!」でした。もう信長を演じるなら染谷さん以外ありえないと言っちゃうレベルです。そのことはかなり序盤で感じていて書いてますけども。

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あと、光秀が信長を討つかも、と知ったときの佐々木蔵之介さん演じる羽柴秀吉が「明智様が天下をグルリと回してくれるわい」と言ったときの表情もすごかった。登場時は「えーこれが秀吉???」とシックリこなかったんですけども、ドラマが終盤になるにつれて「ああ、これもう秀吉だ」と納得させてくれた佐々木さんすごい。すでに秀吉晩年の「狂気」を目に宿してました。

とにかく、ここまでの経緯の描き方(松永久秀の立ち位置も久秀ファンとしては嬉しい)を含め、今まで見た中で最高の「本能寺の変」を見せていただいた感覚です。

最後の最後の「3年後」

そして本能寺の変後、ドラマでは淡白にナレーションで進んでいきました。「味方になると思われた武将は一斉に沈黙した」とか悲しすぎるやろ、と思ってたら「中国地方から大返ししてきた秀吉に山崎で敗れた」とかサックリと終わって「ああ、そりゃそうだ。描きたかったのは本能寺なんだから、そのあとは余計なこと」と納得しました。そうやって終わるのがいいかもね。ともあれ、終わったのだ。

そして「ああ、ついに終わった…」と感慨深くしみじみと浸ろうと思ってたら、「あれから3年後」みたいな。

え?マジで?何?どうすんの?

そしたらいきなり備後の鞆の足利義昭が登場、そこに訪れていた駒が光秀が生きているという噂があるとか言う。義昭のもとを辞した駒は光秀に似た人を見つけて追いかけるが見失ってしまう。そして馬を走らせる光秀に似た人物。ここで「完」。

え?何これ?これ要る?ショボくない?

いわゆる天王山の戦いで光秀の短い夢が散った…で終わったほうがいいと思うんですけど。確かに生存説はあるけれども、そのあとは視聴者にゆだねればいいと思うんですけど。なんかいきなりチープなドラマになった気がしたのはぼくだけでしょうか。

放送時間を拡大してこんな「生きてるかもよフフフ」なんてものを描くなら、軽くでいいんで天王山の戦いの激突を見たかった。本能寺の変で絶妙な“表情”を見せてくれた佐々木秀吉と長谷川光秀の戦いをちょっとでもいいから見たかったですよ。

そうじゃなかったらもっと思い切りよく、風間俊介さん演じる徳川家康の横で法衣で現れて「光秀は生き延びて天海として家康のブレーンとなり家康を支えた」とかガッツリいっちゃって欲しかった。それは嫌ですけども、「3年後」よりはマシなような気がします。

ごめんなさい敬愛なる池端先生、これがぼくの正直な気持ちです。

最後に

めちゃくちゃ勝手にゴチャゴチャ書きましたが、それでも『麒麟がくる』が面白かったのは間違いありません。何度も書きますけれども今まで大河ドラマで最高と思ってきた『太平記』に引けをとらないデキでした。女性貴人は当時は立て膝で座ってたってちゃんと描いたのはこのドラマが初じゃないですか?

素晴らしいドラマをありがとうございました!最後の最後は要らなかったですけど!(まだ言う)