マンドラゴラという植物をご存知でしょうか。
引き抜くと叫び声をあげて、その声を聞いた者は死んでしまうといわれる恐怖の植物です。
そんな植物の花が、日本で咲いてしまいました。
みんな逃げて!
マンドラゴラとは
ぼくの知ってるマンドラゴラ。
魔法薬や錬金術、呪術にも使われる貴重な材料であり、一説には精力剤、媚薬、または不老不死の薬の原料とも言われる。外見は人参に似た形状をしているが、地中に埋まっている先端部分が二股に分かれて足のようになっており、人間のようにも見えるという。マンドレイクは完全に成熟すると自ら地面から這い出し、先端が二又に分かれた根を足のようにして辺りを徘徊し始める。その容貌はゴブリンやコボルトに似て醜いものとされる。
ぼくは昔っからファンタジーRPGが好きでしたから、マンドラゴラと言えばこれです。
『ファイナルファンタジー』で知ったという人も多そうですし、『ハリー・ポッター』でも出てきますからそれ経由という人も多いでしょう。
たとえば、こういう本にはマンドラゴラは絶対登場します。
つまり、ぼくにとってマンドラゴラとは伝説や伝承に登場する架空の植物なんです。
実在するマンドラゴラ
ところが、マンドラゴラは実在するらしい。そして、あろうことか淡路島で咲き誇っているという。
抜くと叫び声上げる? イングランドの丘で伝説の植物「マンドラゴラ」開花 兵庫:イザ!
ヤバい、不用意に抜いたら淡路島の人たちが全滅してしまう…!!!
なんてことは当然ありません。
なんでも、南あわじ市八木養宜上の観光施設『淡路ファームパーク イングランドの丘』でマンドラゴラの花が咲いたそうです。
栽培が難しく、国内では珍しいということですが、ぼくはこのニュースで初めてマンドラゴラが実在することを知りましたよ。恥ずかしい。
調べてみると、マンドラゴラはナス科の植物で古くから薬草として用いられていたそうです。根茎が枝分かれしていて個体によっては人型に見える、死に至る神経毒を持っているという点から「引き抜くと叫び、その声を聞いたら死に至る」という伝説ができたみたいですね。
ちなみにこんな花です。
(画像掲載元:マンドレイク - Wikipedia)
紫で、割とカワイイ花ですね。
みなさんも機会があったら『イングランドの丘』にマンドラゴラを鑑賞しに行ってみてはいかがでしょうか。コアラとかも居るから飽きないですよ。
最後に
というわけで、今回は自分の無知を晒す恥ずかしい記事になってしまいましたが、知らなかったのはしょうがない。それよりも「マンドラゴラってホントにあるんや!」という感動が大きかったし、もしぼく同様知らない人がいたら同じように感動してもらいたいので書いた次第。
そう、無知の言い訳(笑)