どうも!コバヤシです。
『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』にも当然収録されている『マリオブラザーズ』とぼくの出会いの話をしましょう。
ぼくがマリオとルイージに初めて出会ったのは、そう、近所の駄菓子屋でした。
駄菓子屋にはゲームがあった
昔の駄菓子屋には立って遊ぶ筐体のゲームが置いてあるところが割とありました。ぼくが住んでいたところの近所の駄菓子屋にもゲームがあって、ぼくが初めてビデオゲームというものを知ったのはその駄菓子屋でした。
ゲームセンターは当然あったのですが、小学生にとっては怖くて行けなかったし、学校でも禁止されていたように覚えています(ホントにそうだったかは定かではありませんが)。
『ゼビウス』や『Mr.DO!』、『ロードファイター』や『ボンジャック』などはその駄菓子屋で覚えましたし、『マリオブラザーズ』もそうでした。
マリオはぼくが初めて遊んだビデオゲームなのです。
MASAO?KOHGI?
で、当時から不思議に思ってたんです。ぼくが遊んでいるゲームは『マリオブラザーズ』で、主人公はマリオのはずなのに、筐体のレバーの近くには「MASAO」と書いてあったのです。2プレイヤーのほうはルイージではなく「KOHGI」。
マサオとコージ。
(画像引用元:デッドコピーゲーム)
これ、当時は全然気にしてなかったんです。でも、のちにゲームばっかりの青年になったときに気づいたんです。
あれ、パチモンやったんや!
いっぱいあった海賊版
それから、いろいろ興味がわいてきたので調べてみた結果、あの頃は海賊版がいっぱいあったんですね。
無許可でデータをコピーした海賊版のゲーム基盤があふれるほど出回ってたんです。そういうゲーム基盤は「デッドコピー」と呼ばれていたようです。
『マサオブラザーズ』(通称。ホントの名前は『マサオジャンプ』。海賊版にホントの名前もクソもありませんが)なんて、完全にコピーされている一級品のパクリ具合でしたよ。
でも、そのままだと違法なので、「これ違いますよ」と言うためだけに名前をマサオとコージ(この綴りだとコーギとしか読めないけど)に変えてあるわけです。それでも違法でしょうけど。
子供だったのでよくは知りませんが、当時はあらゆる業界やメディアで著作権なんてあって無かったようなものだったのでしょう。こういうのを見てケタケタみんなで笑ってた時代。おおらかだったんでしょうね。
もちろん、アカンことですよ!
もしかしてぼくが遊んでた『ゼビウス』って…
で、そういったパチモンビデオゲームを色々と見てたら、あの『ゼビウス』にも完全コピー気味の『ゼビオス』というのがあったようですね。
(画像引用元:デッドコピーゲーム)
タイトルロゴから「U」の字を取っただけ(『ゼビウス』の綴りは「XEVIOUS」)ですけど、これスゴイ手間食うんじゃないかなあと思うんです。労力に対する対価はどうなってたのか知りませんが、「こういうのできるんだぜ」とスキルを見せつけるためにこういうことをやるんでしょうか。もしかしたら、それって現代のハッカーが持っているのと同じようなプライドからくる心理なのかも知れませんね。
はたして、ぼくが駄菓子屋で遊んでた『ゼビウス』は『ゼビウス』だったんでしょうか?
最後に
今でも基盤からデータをゴニョゴニョしてイメージゴニョゴニョにして『MAME』とかでゴニョゴニョとかありますけどね…。わからない人はわからないままでいたほうが、ええ。
『マリオブラザーズ』だってせっかく『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』で遊べるんですから、そちらでどうぞ!