いつものクソスパムフィッシング詐欺メールのチェックをしていると、Microsoftから「利用規約の更新」というメールが来ていました。
ピンときました。これは迷惑メールに違いない。
しかし、どうもホンモノくさい。もしスパムメールならかなり精巧と言わざるを得ません。
自信がなくなってきたので、ちょっと調べてみたら、これ本物っぽい!?
利用規約の更新
というわけで、そのメールを見てみましょう。
件名:
利用規約の更新
本文:
サービス規約をより明確に
お客様各位
このメールは、お使いの Microsoft 製品の 1 つ以上に適用される Microsoft サービス規約の更新についてお知らせするためにお送りしています。今回の更新では、規約を明確にし、確実にご理解いただけるようにすることに加え、対象となる新しい Microsoft 製品、サービス、および機能を追加いたします。
Microsoft サービス規約は、お客様と Microsoft (またはその関連会社。以下「Microsoft」といいます) の間で締結される、お客様の Microsoft のコンシューマー向けオンライン製品とサービスの使用に適用される利用規約です。
Microsoft サービス規約の全文は、こちらからご確認いただけます。今回の更新の詳細については、こちらの FAQ ページでご確認いただくこともできます。Microsoft サービス規約に関する更新は、2022 年 8 月 15 日に発効いたします。2022 年 8 月 15 日以降も引き続き Microsoft の製品またはサービスをご利用いただいた場合は、更新された Microsoft サービス規約に同意しているものと見なします。
同意されない場合は、この規約の発効日までに Microsoft の製品とサービスのご利用を停止し、Microsoft アカウントを削除してください。購入も含め、お子様 (未成年者) による Microsoft 製品とサービスのご利用は、保護者の方が一切の責任を負うものとします。
Microsoft の製品とサービスをご利用いただきありがとうございます。
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どうやら本物
さぁ、このメールはホンモノなのかどうか。
利用規約の更新ってのはクソスパムフィッシング詐欺メールの常套手段ですから、どうせ迷惑メールと思ったんですが、それにしてはしっかりしている。ありがちなおかしな日本語とか変な言い回しとかは一切ありませんし。
なのでちょっと調べてみたんですが、どうやらこれはホンモノみたいですね。
紛らわしい!
じゃあ更新作業をしなきゃいけないかというと、「2022 年 8 月 15 日以降も引き続き Microsoft の製品またはサービスをご利用いただいた場合は、更新された Microsoft サービス規約に同意しているものと見なします。」とあり、要するに自動更新なので特に何かをする必要はなく、万が一迷惑メールだったとしてもスルーするのでOKですね。
ああ、そういうところから考えても本物ですかね。迷惑メールだったら何とかしてリンクを踏ませようとしてくるはずですからね。
最後に
というわけで、結論としてはこれは公式のメールでしょう。
しかし物事を疑いすぎるほど疑うぼくはまだ釈然とはしていません。まぁ、そういうときは何もしないことです。何もしなくていいって言ってるんだから。
今回は本物だからいいんですけど、こういうメールを見ても何のセンサーも働かない人は気を付けましょう。最近のクソスパムフィッシング詐欺メールは精巧ですからね。