バンダイナムコエンターテインメントは、スマホアプリ『PAC-MAN GEO』(パックマン ジオ)をiOSとAndroidで配信することを発表しました。
ビデオゲーム史の黎明期において、その存在意義と人気は最高レベルといっていい『パックマン』は今年生誕40周年。何かあると思ったら地理情報ゲームとは…。「そうきたか」といったカンジです。
『PAC-MAN GEO』(パックマン ジオ)とは
公式サイトを見てみると、『PAC-MAN GEO』(パックマン ジオ)は「現実の世界で『パックマン』が遊べる」というコンセプトみたいですね。
「PAC-MAN GEO(パックマンジオ)」事前登録受付開始のお知らせ!(PAC-MAN WEB)
「位置情報ゲーム」かと思ったら「地理情報ゲーム」だそうです。地理というか地図の情報を使って遊ぶので、「位置情報ゲーム」である『ポケモンGO』や『ドラクエウォーク』みたいに歩かなくていいみたいですね。ニューヨークやパリ、はたまた東京といった実在する都市のストリートを切り取ってメイズを作成し、そこで実際に『パックマン』を遊ぶというゲームになるらしい。
例えば、公式サイトで公開されているこれはパリの凱旋門の周りをメイズにしてますね。
(画像掲載元:https://pacman.com/jp/news/?p=864)
また、家にいながら世界中の観光名所に配置されたランドマークをコレクションすることができるとのこと。
なぜ位置情報ゲームではなく地理情報ゲームなのか
冒頭に書いた通り、『パックマン』は今年40周年を迎えるので何かあるとは思ってましたが、しかし地理情報ゲームとは。予想してませんでしたね。
しかしそれにしても、なぜバンナムはすでに成功している『ポケモンGO』や『ドラクエウォーク』のように位置情報ゲームにしなかったのかが気になってしまいます。
なので、考えてみたい。あえて「位置情報ゲーム」にしなかったのはなぜなのか、と。
考えてみると、その答えは『パックマン』の主人公はパックマンだからなのかもしれない。
つまり、『パックマン』の主人公がパックマンだとするとプレイヤーはパックマンになるということです。そして、パックマンは常にモンスターたちに追われています。
もし『パックマン ジオ』を「位置情報ゲーム」にしていたら実際に追ってくるモンスターたちから路地を使って逃げなければなりません。ずーっとです。ずーっと走るもしくは早足。たまーにパワーエサをゲットできれば逆転してモンスターを追いかけられますが、そのときはますます走るでしょう。
要するに、『パックマン ジオ』を位置情報ゲームにするとみんな「ゼェゼェハァハァ、もうやらない」とあっという間にアンインストールされちゃうのです。
だから、『パックマン ジオ』は地理情報ゲームになったのではないでしょうか。
どう?
最後に
そんな『PAC-MAN GEO』(パックマン ジオ)は、2020年内リリース予定ですでに事前登録の受付は始まっています。
みんな遊んでみないかね?
PAC-MAN GEO
BANDAI NAMCO Entertainment Inc.posted withアプリーチ