リッキー・ヘンダーソンという元メジャーリーガーを御存知でしょうか。
80年代後半のアスレチクスの全盛期(カンセコ、マグワイアの時代)、不動の1番打者として活躍した俊足でパンチ力のある選手でした。
Man of Steal
リッキー・ヘンダーソンと言えば、やはり足。Man of Steal(盗塁男)、メジャー屈指のリードオフマンと呼ばれたのは伊達ではありません。
シーズン130盗塁を記録し、通算で1406盗塁を決めたその俊足は、今でも強烈に印象に残っています。
しかし、リッキーの魅力はそれだけではありません。リッキーが持っている先頭打者本塁打の記録81本が示すとおり、長打力もありました。
さらに、常に4割を超える出塁率。極端なクラウチングフォームで狭くなったストライクゾーン、卓越した選球眼で四球の数も非常に多く、先頭打者として十分に機能していました。
なんでしょう、この先頭打者としての完璧っぷり!
リッキー動画
メジャー最高のトップバッターだったリッキーの凄さがわかる動画をご覧ください。見てよ。見なよ。見ろ!
一歩目のバネ、そしてトップスピード!
素晴らしい。
リッキーの記録
メジャー記録
・2295得点
・1406盗塁
・盗塁王12回
・シーズン130盗塁
・335盗塁死
・シーズン42盗塁死
・先頭打者本塁打81本
盗塁失敗とシーズン盗塁失敗もメジャー記録ですが、盗塁成功率は80%を超えていて高水準。つまり、どんだけ走っとんねん!ということ。
1試合での盗塁
5盗塁を1回、4盗塁を18回記録していますが、1試合5盗塁を決めた試合の相手投手はあのランディ・ジョンソン!ランディから5盗塁とか、信じられん。
40代での盗塁
リッキーのスピードは40歳を過ぎてからも衰えず、40代で30盗塁以上を2回、20盗塁以上を3回記録。こんな速いオッサンは他にはいないということで史上唯一の記録です。
四球数
通算2190四球はメジャー歴代2位ですが、1位はあのバリー・ボンズ。
しかし、ボンズは中軸打者で敬遠が異常なくらい多い(なんせ全盛期には満塁でも敬遠されてました)のに対し、リッキーは1番打者として出塁を期待される中、自分の力で奪った四球が多い。このことを考えると、リッキーのほうがすごいと思いたい。
可愛いリッキー
しかし、そんなパーフェクトリィなリッキーにも、ちょっとカワイイ一面があったりします。
守備ヘタ
守備はお世辞にもうまいとは言い難いですね。
レフトを守ることが多かったのですが、打球が来たらなんかいっつもアタフタしてました。
凡フライを見失ってヒットにする場面もしばしばありましたし、肩も弱かったです。
ダメダメじゃん。
リッキーの独り言
試合中には良く独り言を言っていたというのも有名な話です。
そして、その時の主語は「リッキー」だそうです。
「リッキーは次の球を打つんだ」
「がんばれリッキー」
「リッキーはここで走ろう」
とか言っていたのでしょうか。ちょっと微笑ましいですね。
リッキー最高!
今回改めてリッキー・ヘンダーソンについて調べてまとめてみて思ったのですが、やっぱリッキー最高!カッコエエ!
かつて、リッキーが走塁している姿を捉えた写真がプリントされているTシャツをバンバン買ってたぼくですが、やっぱええわぁリッキー。
僕にとってはカービー・パケットとともに非常に好きな選手です。またこんな魅力的な選手が出てきて欲しいものですね。