先日、上司の顧客のところに行くことになりまして。
まぁ次にぼくのお客さんのところにいっしょにいくから付き合って行っただけで上司が客対応してる間はヒマだったわけです。
なので、家の前の薮を「カミキリムシとかいないかなー」と思って眺めていたらぼくの目線よりちょっと上でウネウネと何か蠢くものが。
ヘビでした。
はい、ここからはヘビが苦手な人は見ない方がいいです。
ヘビを観察してみた
ぼくは昔っからヘビが好きで、シマヘビを飼ってたこともあるし、アオダイショウを体に巻き付けて女子に向かって「ホレホレー!」と走っていくような子供でしたから、まぁテンションが上がっちゃってよーくそのヘビを観察してみました。
ああ、これはシマヘビだ。縦じまの身体なので間違いはありません。シマヘビは大人しい。だからぼくはツンツンつついて遊ぶことにしました。
しかし、つついているうちに、はじめっから見ていた頭より一回り小さい頭がひょっこり出てきました。
さすがにビックリして「うわあああ!2匹」と思って、「なるほどこれは交尾か。小さいほうがメスやな」と結論づけました。
「ん?」
よく見ると小さいほうの模様がシマヘビじゃないことに気付いたぼく。
「あっ、これはマムシや…」
マムシは言うまでもなく日本で超有名な毒蛇です。ひょっこり頭を出したときに咬まれてたら大変なことになっていましたよ!
となると、これは交尾なんて妖艶な光景ではありません。
喧嘩ですガチンコの喧嘩です!
「実録!シマヘビ対マムシ!」です!
世紀の一戦を観察する!
ヘビ好きのぼくはナマでヘビの戦いをみるのは初めてなので大興奮でした。
なのでずーっと見てましたが、ウネウネと団子のまま動くばかりであんまり試合展開に動きはありません。時々、ダラーっと出ちゃったマムシの胴体をシマヘビが咬んでいるくらい。
見てると、マムシが「勘弁してください!勘弁してください!」と戦いから逃れようとしててシマヘビが「おいこらどこ行くねんまだ話は終わっとらんやろが!」とか言ってるようなカンジです。
どっちかというとシマヘビの方が大人しくてマムシの方が性格が荒いというイメージだったので、これはちょっと意外でしたね。
それにしても、生命と生命のぶつかり合いというのは、興奮しますね。たとえウネウネとするだけで動きが少なくっても血がたぎってきます。
そうこうしているうちに上司が戻ってきて次に行かなきゃならなかったので、勝負の行方は残念ながらわかりません。
最後に
実は動画も撮ったんですが、上司がはしゃいで声がバンバン入ってるのと、ヘビが蠢く様というのはあんまり見たくない人が多いと思うので公開するのはやめておきます。
それにしても、いいものを見ました。
生命の輝きですよこれは!
この記事を公開したあと、Twitterで「これはアオダイショウの幼蛇ではないか」とご指摘を受け、ちょっと調べてみたら、どうやらご指摘の通りかもしれませんのでご注意を。