ここのところ、レトロゲーム機の復刻が進んでいてうれしい限りですが、それは海外も例外ではありません。
そして、ついに真打ち登場。
なんと、アメリカのコモドール社のコモドール64が復刻するそうです。
マジか!
コモドール64とは
とか言っても、コモドール64ってなんなの!?って人が大多数だと思うので、まずはそこから。
コモドール64(Commodore 64)は、コモドール社が1982年1月に発表した8ビットホームコンピューターである。C64、C=64、C-64などと略記される。時に CBM 64 (Commodore Business Machines) あるいは VIC-64 とも称される。
コモドール64は、当時ヒットしていたAppleのAppleⅡにそん色ないスペックを持ちながらAppleⅡよりも低価格で購入できるので大人気となったホビーパソコンです。
かの有名なアタリショックでアメリカのゲーム機市場が壊滅したあと、コンピュータゲームの市場の担い手はホビーパソコンのみになり、その中で確固たる地位を築いていたコンピュータがコモドール64でした。
それゆえにコモドール64はゲーム機としても覇者となり、任天堂のNESやセガのマスターシステムが市場に投入されたあともゲーム機としてトップに君臨し続けたのです。
つまり、コモドール64はホビーパソコンだったにもかかわらず、当時欧米で一番普及していたゲーム機でもあったのです。
『THE C64』
そんなコモドール64が復活するというんです。『THE C64』という名で。しかも、そのまんまの姿で。
復刻するゲーム機は『~ミニ』とかいってひとまわり小さくなっちゃうのが今までの流れでしたが、そして実際に『THE C64 mini』ってのも以前発売されましたが、この『THE C64』はフルサイズです。当時のままの大きさです。
そして、機能もそのまんま。
ゲームができるのはもちろん、搭載されているキーボードも伊達ではなく、ちゃんとBASICでプログラミングもできます。もちろんジョイスティックもついてくる、という完璧さ。
『THE C64』は、コモドール64を、当時のまんま現在によみがえらせるのです。
復刻版ゲーム機としての期待
コモドール64に憧れていた
パソコンゲームに早くから目覚めていたぼくは、当然コモドール64というホビーパソコンについてはもうひとつのホビーパソコンの雄であるAmigaとともに知っていました。
日本のパソコンゲーマーにとっては、なんとなく憧れの存在でしたね。日本よりも先に産声をあげたパソコンゲームの数々を遊べる最強のホビーパソコンってカンジで。
いくつものゲームが日本のパソコンにも移植されましたが、やっぱり元祖を元のまんま遊びたいという欲求は当時からありましたから、なんというか“手の届かない神のような”パソコンだったのは間違いないです。
そんなでしたから、今回のコモドール64の復刻はとてもうれしいことです。あの頃遊んだゲームのオリジナル版を、当時のまんまの感触で遊べるんじゃないか、そんな期待でワクワクドキドキ、といった塩梅なわけです。
『THE C64』の収録ゲームをチェックしてみる
というわけで、どんなゲームが収録されるのかが一番気になるんですが、リスティングされてるページがありました。
数えてみると、なんと83本!
クラシックなゲームから、新しいものもあります。
その中で遊んだゲームはあるかな…と見てみたら、ありましたありました。『バルダーダッシュ』と『スピンディジー』。これらのゲームは日本のパソコンにも移植され、遊んだことがありますね。かなり大雑把なパズルゲームとして『バルダーダッシュ』は結構好きです。
あとは、当時パッケージは見たことがあって「なんか面白そう」と思ってたゲームが多数。それらが、ついに遊べるのです。まさかそんな日がやってくるとは!
発売日決定!
そんな『THE C64』ですが、ついに発売日が決定しました。
2019年12月5日です。
価格は109.99ポンド/119.99ユーロとなっています。
最後に
というわけで、個人的に非常に欲しまっている『THE C64』は、2019年12月5日発売です。ヨーロッパ方面ではAmazonなどで予約も受け付け開始となっているようですが、日本では発売する予定もなさそうです。これは北米版とかを並行輸入するしかないんかな…。
ていうか、もうこうなったらやっぱりPC-8801miniを日本でやるしかないでしょ、NECさん!(あら、結論があさっての方向に)
もしも『PC-8801mini』が発売されたら。どのゲームが収録されるだろう? - コバろぐ