コバろぐ

社会人ブロガー頑張る

プロ野球オールスターゲームはスターが集ってガチンコ勝負する場ではなくなった

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

☆Kindle日替わりセールをチェック!


終わりましたね、プロ野球のマイナビオールスターゲーム2025。

パリーグの2連勝で終わりましたが、勝敗なんてどうでもいい。選手たちが実に楽しそうに野球をしててそれがもう良かったです。

しかし、ひと昔はそうではなかったですよね。

昔はオールスターと言えばセパのプロ同士が真剣勝負をする試合、というカンジだったと思います。しかしセリーグとパリーグの対決構図ってのも交流戦が出来てますし、なんかただのお祭りになりました。それが良い悪いではなく。

昔のオールスター

オールスターゲーム、昔はホントに「相手リーグのやつら、やったるで!」といった雰囲気が選手たちから出てました。

特にパリーグの選手。

そのころはプロ野球の全国放送と言えばジャイアンツ戦しかなく、対戦相手のセリーグチームはともかく、パリーグはローカル放送しかありませんでした。それでなんかパリーグ選手たちは「セリーグ何するものぞ!」「セリーグブッ叩いてやる!」「活躍して全国に顔を売ったる!」といったカンジでギラギラしてたんですよね。そしてそれをセリーグが受けて立つ、という構図。「人気のセ、実力のパ」なんて言葉もありましたしね。

とにかく、プロ野球のオールスターはセパ両リーグのトップ選手たちが集い、マジ勝負をする試合だったのです。

 

いつから楽しそうになったのか

そんな時代を知ってるオッサンからしたら、特に今年のオールスターは隔世の感。新庄監督がサングラスでサイン出してたりとか、プレー中の選手にマイクを付けて放送席とやり取りするなんて、考えられなかったですよね。むっちゃオモロかったけど。モイネロが右で投げたのが一番印象的。

マイナビオールスターゲーム モイネロ
(画像:https://youtu.be/N-xgGjhwCpE?si=qQ0KjsU3Q3hNJDGIより)

いつからでしょうかね、オールスターがこんな雰囲気になったのは。

と考えてみるに、2019年にスイッチが切り替わったような気がします。少なくとも、ぼくはこの年に「あ、オールスターはお祭りになったんだ」と思いました。

この年のオールスターで何が起こったかというと、阪神タイガースのルーキー近本選手のサイクル安打達成です。その際、最後に残った三塁打をパリーグ守備全体が支援するということが起こったのです。

www.cobalog.com

ぼくはほっこりしたわけですが、真剣勝負ではありえませんね、これ。

厳密に言うともっと前からそういう雰囲気づくりってのはあったと思いますけど、それに抗う雰囲気もまたありました。パの仰木監督のリリーフイチローに対して抗議の意味でセの野村監督が代打高津を出したりしたのは、そのせめぎ合いが露呈した事件だと思います。

最後に

まぁ、時代も時代ですしお祭りムードのオールスターで全然いいと思ってますけど。楽しいし。

でも、「オールスターの開幕投手がふざけて全球スローカーブとか投げやがって」とかどっかで書いてた気がする広岡達郎さんが今年のオールスター見てブチギレてなかったかちょっと心配。ノムさんも天国で苦笑いしてそう。