休みの日に近所に出来た激安スーパーに行ったときに、こんなのを見つけました。
「タイ産 ばさフィーレ 100g100円」。
バサとの出会い
ばさ?
ばさ?ばさって何や?さばの間違いじゃないのか。ププー、アホや「さば」のことを「ばさ」って書いてある!
そう思ったぼくはカミさんを呼びました。
「ちょちょちょ来て来て来てこれみてこれこれこれ!ばさ。プププー」
「ばさ?ホントだーサバじゃないのー。ていうかどこで油売ってんのさっさと行くよ」
「はい」
そんな愛ある会話をしたあとすぐにその場を立ちさったんです。
ばさ!
でも、なんか引っかかる。あの商品が書いてある紙って、きっと何かで入力してそれを印刷してるんだろう。だとしたら「サバ」を「バサ」とか間違えるかな?ちょっとありえへんのではないかな?
どうしても引っかかったのでぼくはもう一度確かめることにしました。
バサって書いてある!
ますます怪しい。ラベルまで打ち間違えるなんて、ちょっと考えられません。第一、この切り身はどうみてもサバではない。
「ちょちょちょちょ来て来て来て来てもう一回来て来て来て来て見て見てこれ見てこれ」
「なに?急がないと子供たち待ってるよ。え?ばさ?ああ、書いてあるね」
「バサとかいう魚知ってる?」
「知らない行くよ」
「はい」
もう一度愛ある会話をしたあと、ぼくはその場で調べてみることにしました。
そしたら、いるのね、バサ。
バサとは
バサはナマズ
バサとは一体どんな魚なんでしょうか。というわけで調べたこと。
バサ (Pangasius bocourti) は、ナマズ目パンガシウス科に属する淡水魚である。東南アジアのインドシナ半島を流れるメコン川やチャオプラヤ川の流域が原産である。肉は美味で食用にされ、大規模養殖が行なわれている。重要な水産資源、かつ重要貿易品目である。
ナマズ?淡水魚?ということは姿は?
こんなかんじ。
ぐはぁキツい!これを?食べるの?って正直思いましたね。
実はよく食べてるバサ
淡水ナマズってことでなんだか生臭そうだしマズそうですけど、肉は美味って書いてあります。ホントカヨ、と思って調べていくと、実はすでに結構食べてるっぽいことがわかりました。きっとみなさんも普通に食べてると思います。
というのは、弁当屋ののり弁の白身フライとかはどうやらこのバサが多いらしいんです。
スケトウダラなどの従来の白身魚の不足、価格上昇などに伴って、その代替えとして輸入、販売が日本では増えているとのことです。
このバサ、比較的安価なのにもかかわらず使い勝手が良く、おいしいので、実はここ数年でスーパーでの取扱量が急上昇しています。また、スケトウダラなど従来の白身魚の価格が高止まりしている現在、その代替としても熱い注目を浴びているんです。
あのフワッとした食感であっさりした味わいながらジューシーな美味しい白身魚が、ナマズだったなんて!
しかし、ウマいからいいか。
最後に
いやーまさかすでにナマズをバクバク食べているとは思ってもいませんでした。知ってた人は知ってたんでしょうけど。
40も半ばを過ぎたのに今まで知らなかったとはなかなか恥ずかしいですけども、もう知ってるからいいんです。
買い物に付き合うのはダルいですけど、こういう新しい発見もあるので侮れませんね。
いやん恥ずかしい…。主婦が赤面して買えないフルーツを見つけた! - コバろぐ