スクウェア・エニックスがダンジョン探索RPG『ダンジョンエンカウンターズ』というRPGを発表しました。
対応プラットフォームはPC(Steam)とPlayStation 4、そしてNintendo Switchで、ダウンロード配信のみということです。
これが、ぼくにとってかなり良さげなのです。
『ダンジョンエンカウンターズ』とは
公式サイトによると、『ダンジョンエンカウンターズ』は“シンプルなゲームデザインを突き詰めたダンジョン探索RPG”で、“ビジュアル表現や演出は抑えられており、ゲームシステムそのものの面白さを体験いただけます。”とのこと。
むむむ、これはかなり面白そう…。
基本システム
画像を見てみると、その謳い文句に偽りはなさそうです。なんてったってシンプルなダンジョンが特徴的。
ていうか、マス目だけ。そして、そこに数字が。
このゲームでは、正方形のマスがならぶマップでダンジョンを表現していて、プレイヤーはここでパーティを操作し、ダンジョンを探索します。HP回復やアイテムの拾得などのイベントや武器屋や防具屋などの店はすべてマップ上に数字で表され、条件を満たせば内容を参照できるようになるとのこと。また、モンスターとのバトルにも番号が振られており、アビリティ「バトル番号表示」をセットすることで黒い番号としてマップに表示されるそうです。
とにかく見た目はめっちゃくちゃシンプルですが、そこに描かれている情報は豊富で想像力が掻き立てられます。
戦闘システム
『ダンジョンエンカウンターズ』の戦闘は、アクティブ・タイム・バトルのシステムが採用されています。ええ、『ファイナルファンタジー』シリーズでお馴染みのアレです。コマンド入力方式だけど素早さが高いキャラクタからコマンドをリアルタイムに実行するというやつですね。
それもそのはず、この『ダンジョンエンカウンターズ』のディレクターは、そのアクティブタイムバトルシステムやその他FFシリーズの根幹をなすシステム(アビリティのやつとか)を生み出した伊藤裕之さんが務めているのです。こりゃかなり練り込んだATBになりそうですが、じっくりやりたい人のためにウェイトモードも実装されるそうで安心ですね。
そして、キャラクタには「防」と「魔防」というゲージが設定されているのも特徴的。物理攻撃で「防」を、魔法攻撃で「魔防」をゼロにしてからじゃないとHPは削れないのです。なので「物理攻撃には強いが魔法に弱い」「めちゃくちゃ硬いけどHPは少なく、防御さえなくせばすぐ倒せる」などの個性がでてきて、装備品やキャラクタのパラメータなどによって攻め方や守り方などが変わってくるのは面白そう。
音楽
本作のミュージックディレクターは『ファイナルファンタジー』シリーズの音楽を手掛ける植松伸夫さん。
その植松さんが手がけた、クラシック音楽をエレキギターで奏でているというBGMも、個人的にはかなり気になります。
ティザームービー
発表と同時に動画も公開されていますので、気になる人は動きも感じていただきたい。
期待と不安
ぼくがこのゲームを知ったのはゲーム情報サイト『4Gamer.net』の記事だったんですけど。
これを読んでビビビときてしまいました。この記事には『“刺さる人”の例を挙げるなら,「1980~1990年代にコンピューターRPGを遊んでいた人」「パラメータの1ポイント,その上下に一喜一憂できる人」「想像力が豊かで,シンプルなグラフィックスやフレーバーテキストからゲーム世界を妄想できる人」「Steamでインディーズゲームを漁り,ダンジョンクロウルものに心惹かれる人」だろうか。』とあります。
はい、それは全部ぼくです。
RPGといえばローグライクと『ウィザードリィ』が大好物で、「RPGにストーリーはいらん!」と常々言っているぼくには、おそらくピッタリのゲームなのです。
しかし、少しだけ不安もあります。
まず、ぼくには『ファイナルファンタジー』シリーズのATBのシステムが過去まったく馴染まなかったのです。ハッキリ言って嫌いでした。まぁこれはウェイトモードもあるというので別にいいんですけど。
あとはボリュームがどんなもんかということですかね。このテのゲームって結構カジュアルに作られてるものも多くて、それは別に構わないんですけど、ずっとダンジョンを徘徊してたいプレイヤーからすると「え?もう終わり!?」なんてこともいっぱい経験してきたので、その辺は気になります。
まぁ、全部ひっくるめてどんな感じか、これは是非遊んでみようと思います。
あと、これは不満なんですけども、キャラメイクがしたかった!このゲームにはそれぞれ魅力的なキャラが多数用意されてるんですけども、メイキングがしたかった!
最後に
というわけで、ぼくにとっては不安も不満もあるけれどそれ以上に期待の『ダンジョンエンカウンターズ』は2021年10月14日にダウンロード専売でSteamとプレステ4、そしてニンテンドースイッチで登場です(Steam版は15日)。
80年代90年代の特にパソコンのRPGにドップリだった人、そしてそのころRPGの雰囲気を味わいたい人は遊んでみて損はないと思いますので是非どうぞ。「RPGはシナリオだビジュアルだ」という人はおそらく合わないので避けたほうがいいかと。
先日、購入して遊んでみました。ドハマりしました。しかし、ネット上ではなんだか賛否両論なので考えてみました。