そろそろ冬がやってきますね。つまり、寒い朝に車のフロントガラスがカチンコチンに凍る季節の到来です。
あーあー、早く出なきゃいかんのに!なんてこった!なんて嘆いたことがある人も多いのではないでしょうか。そしてそんなとき、「あれ?なんでいっつもフロントガラスだけ凍るん?横とかも凍ってもええやん?」と思ったことはありませんか。
こういう理系っぽいことがどんなに易しいことであってもチンプンカンプンな文系なぼくなので、いっちょググってみました。
車のフロントガラスだけが凍るわけ
フロントガラスが凍っちゃう原因は、ズバリ、放射冷却にあるそうです。放射冷却と言えば、日中あったかくって夜がむっちゃ寒くなるという、そんな感じの現象ですね。
放射冷却(ほうしゃれいきゃく)とは、高温の物体が周囲に電磁波を放射することで気温が下がる現象のこと。日本では主に秋から冬を挟み春までのよく晴れた風の弱い夜間に発生しやすい。
引用元:放射冷却 - Wikipedia
雲がない快晴の夜なんかは、地上が発散する熱がそのまんま宇宙に向かって放射されていきますが、このとき、放射しっぱなしで地上の空気はどんどん冷え込んでいきます。
で、冷え込みまくると空気中の水蒸気がどんどん凍らされて霜となって降ってきます。空を向いてて傾斜が緩やかなフロントガラスにだけその霜が堆積して凍っちゃう、ということみたいです。
上向きのフロントガラスから凍りやすいってだけで、より寒いところなんかは全部がガチンゴチンになるんでしょうね、やっぱり。
とにかく、放射冷却のせいで白く曇ったカチンコチンのフロントガラスが完成するらしいです。
迷惑!
凍ったときはどうする?
さて、いざ出かけようと思ったらフロントガラスが凍ってる。こんなときはどうすればいいのでしょう?
考えうる限りの解決策を挙げてみましょう。
待つ
エンジンかけて暖機運転をして、デフロスター(フロントガラスの下からエアコンの空気をゴーッて出すやつ)を作動。そして待つ。
10分くらい待てばなんとかなるでしょう。でも10分かかります。そこが難点。
朝の出勤前とかだったらそんなに時間をかけることはできないかもしれません。
ぬるま湯・水をぶっかける
やっぱりこれ。ただし、熱湯はダメですよ。凍ってるのがブシャブシャ溶けて見てて楽しいんですが、ヘタしたらガラスが割れちゃいますよ。
ぬるま湯か水をバシャバシャかけながらワイパー動かしましょう。かける量が少なかったらかけた水が凍って来て元の木阿弥になっちゃいますのでご注意を。
融氷剤で手軽にキメる
氷を解かす液体を使う手もあります。ワイパー動かしながらこれを使えば霜なんかソッコー取れちゃいます。
でも、ちょっとコストがかかるのが問題ですねー。でもスプレータイプとかもあって楽チンなんですよねー。
スクレイパーでガリガリやる
やっぱり手っ取り早いのはこれ。スクレイパーでガリガリっとこそげ落とせばすぐに出発できます。
ただし、プラスチック製のを使って。内装職人が使うようなカッターの刃を取り付けるやつを使っちゃうとフロントガラス死にます(当たり前)。
最近は専用のも色々ありますね。
いやいや、凍る前に対策を
いやそれより凍る前に何とかできないの?と思ったので調べてみたら、これまた色々ありますねぇ。
要するにガラスが外気から遮断されてればオッケーなわけですから、カバーをかけるとかすれば全然凍結しないみたいです。なるほど。
ぼくの場合、こんなのはめんどくさくって1週間も続けなさそうですから、そんな人のために別の手を。
撥水コーティングも表面がテッカテカになりますから霜が根付きにくくなって効果アリだそうです。でもカバーには負けるかな。
最後に
「遅刻遅刻~」とか言いながら駐車場まで走っていって車みたらフロントガラス凍ってたら地獄を見かねないから、常日頃から対策を考えておきましょう。
やっぱり寒い地方にお住まいの方は万全の対策を取ってたりするんでしょうか。なんか他に手があれば教えていただきたいです。
あ、寒い中、ちょっとでも作業するときは防寒手袋を!あるとなしとじゃ大違い!
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