フミコフミオのブログ『Everything you've ever Dreamed』で一番好きな記事とその理由

はてなブログでブログを書いてるなら知っているであろうはてなブロガー、フミコフミオさん（id:Delete_All）。

フミコフミオ
（画像掲載元：フミコ・フミオ (@Delete_All) | Twitter）

はてなの読者数は9766人（2019年8月20日現在）、書く記事書く記事書いた瞬間にもれなくはてなブックマークがバババっと付いて一瞬でホッテントリ入りするはてなブログ界のレジェンド。

今回はそんなフミコフミオさんのブログ『Everything you've ever Dreamed』の中で一番好きな記事をご紹介したい。

書籍を出版するフミコフミオ氏

フミコフミオさんのブログのお気に入りの記事について書こう、そんなことをいきなり思ったのは、ご本人のTwitterでこんな告知があったから。

【告知】9/27にKADOKAWAから本が出ます！

タイトルは『僕は会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと⋯⋯ と考えると胃に穴が開きそうになる。』

普通に真面目に日々生きている僕らが感じてしまう「生きづらさ」についてのエッセイ本です。略称は『胃に穴（イニアナ）』で！
— フミコ・フミオ (@Delete_All) August 18, 2019

なんと、フミコフミオさんが、書籍を出版するというのです。

今まで『刺身が生なんだが』や『恥のススメ　～「社会の窓」を広げよう～』といったエッセイ本をKindleでリリースしていたものの、リアルな紙の本を出版するのは初めてなんじゃないでしょうか（違ったらスミマセン）。

なんかスゲーと思って。きっつーと思って。

フミオさんはほぼほぼ同年代なワケで、ぼくだって（恥ずかしながら）ブログでライティング技術を磨いて本を出版したいとか思ってたわけで、それなのにこの差は何！？きっつーってわけです。

フミコフミオとぼく

「フミコフミオさんとぼく」なんて見出しを偉そうに書いてみたところで、フミコフミオさんとぼくの接点なんてはてなブログとTwitterくらいで、大抵はぼくがフミオさんの活躍を指を咥えて見てるだけなので積極的に絡んでいるわけではないです。そんな畏れ多い。

フミオさんの記事のブクマからちょっとやり取りしたり、ぼくが書いたレトロゲームの記事にはてブをフミコさんがつけてくれたり、その程度です。

こんなこと言って気分を害されたら申し訳ないんですけど、それだけでもそれなりに仲良くさせていただいてると勝手に思ってます。思い込み大事。

オッサン同士なので、まぁこの程度の距離感がちょうどいいんですよね。それもぼくが勝手に思ってるだけかもしれませんけど。

『Everything you've ever Dreamed』で一番好きな記事

さて、ここからが本題です。前置き長い。

上記のようなことをボンヤリ考えてたら、ぼくがフミコフミオというはてなブロガーを知り、『Everything you've ever Dreamed』というフミコフミオさんのブログを知ったのはいつのことだったか、と漠然と思ったんですよね。

そしたらすぐにひとつの記事が思いついた。間違いなくぼくはその記事でフミコフミオさんのファンになったのです。その記事が書かれたのは、実に5年前。ぼくがはてなブログに触れる前です。どうやって見つけたんだろう。

この記事です。

delete-all.hatenablog.com

「ＸＶＩＤＥＯＳとＸＥＶＩＯＵＳが似ていることに気付いたとき、僕は己の天才を畏れた。」この書き出しでいきなりやられましたよね。確かに似ている「XVIDEOS」と「XEVIOUS」。

「ゼビウスて！」と大爆笑したのを昨日のことのように覚えています。

読み進めていくと、既婚オッサンの悲哀が感じられて誠に良い。それをネタに昇華し、万人が笑みを浮かべて読めるようにするのは、正に文才以外の何物でもありません。

ぼくは、その文才に嫉妬しました。こんなのを書きたいんだ！

しかも、ぼくの好きなレトロゲームを絡めてネタにしているんです。こんなのを書きたいんだ！

そのころ、ぼくはBloggerというブログサービスでクソのようなブログを書いてました。ネットで面白そうなネタを拾ってはつまんない文章で紹介するやつ。今でいうキュレーションってやつか。ぼくだってネットでいろいろ書くのは随分昔からやってるんですけど、そしてブログだっていっぱい書いてきたんですけど、悲しいことにとにかく文才がないもんだからどうしても続けていくうちにそういうサイトになっていきました。しかし本当は、日常をきっちりネタに落とし込んで人を笑わせる記事を書きたかった。

そんなぼくにとって、フミコフミオさんが書く記事はどれもまぶしいものでした。読みやすいしわかりやすいし、最高に面白い。読むほどに一体どうやってこんなの書けばいいんだと軽く絶望を覚えたりしてました。笑いながら。

「こうやって書くんだ」

そんなフミコフミオさんの声が聞こえるような、完璧な記事、それがこの「妻がＸＶＩＤＥＯＳの真実を知ってしまった。」という記事なのです。

絶対に敵わない。