今日は2018年12月2日。
いよいよ『M-1グランプリ2018』の決勝です。なんだかんだ言って、ぼくが毎年一番楽しみにしている年末の風物詩です。
今年、決勝でしのぎを削るのは、霜降り明星、スーパーマラドーナ、トム・ブラウン、和牛、ギャロップ、見取り図、かまいたち、ゆにばーす、ジャルジャルの9組。これに敗者復活枠の計10組で漫才日本一を決めるわけです。
スーパーマラドーナ、和牛、かまいたちあたりが優勝するんじゃないかというのが一般的な意見だと思うんですけど、ぼくはこの中で一番推すのは何といっても絶対ギャロップです。
ギャロップとは
ギャロップはよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の漫才コンビで、ボケの林健(はやしたけし)とツッコミの毛利大亮(もうりだいすけ)の2人でやらしてもらってます。ハゲとハゲじゃないほうで覚えてください。
(画像掲載元:ギャロップ プロフィール|吉本興業株式会社)
ハゲてるほうが林、ハゲてないほうが毛利。毛利は趣味がDJプレイで、「ハゲとDJ」という覚え方もありますが、「ハゲとハゲじゃないほう」のほうが覚えやすいです。
コンビ名は、ちょうどそのとき近くに『週刊Gallop』があったことから付けられました。
林は大阪NSC22期生で、同期はキングコングやダイアンやNON STYLEなどで、毛利が21期生で同期はレギュラーや千鳥、天津など。
2008年に第29回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、第43回上方漫才大賞優秀新人賞受賞、笑いの超新星新人賞受賞、2009年に第39回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞している実力派の漫才コンビと言っていいでしょう。
漫才はまるで口喧嘩のような速めのしゃべくり漫才がメインですが、色々と器用にこなすイメージ。
ギャロップ推しのわけ
さて、冒頭に書いたようにぼくは今年2018年のM-1でギャロップを一番推してますし、楽しみにしています。そのワケは、ぼくがギャロップが好きだからです。
以上。
って終わるわけにはいかないので、そもそもぼくが何でギャロップを好きなのかということを書きましょう。
まぁぼくは元々、漫才はマイク1本で勝負するしゃべくり漫才が好きなのです。最近どうもコント漫才がウケることが多いですが(和牛なんてほぼコントですし、スーマラやかまいたち、ジャルジャルなんかはどうしてもコント仕立てな感じのネタが多い)、やっぱり漫才はしゃべってナンボだと思うんですよね。
しゃべくり漫才とコント漫才、その区別はホントに難しいところではあるんですが、ぼく個人としては「ラジオで聴いて笑えるかどうか」というのを判断の基準のひとつにしています。そうやって今回の出場メンバーのネタをラジオで聴くと仮定して考えると、一番笑えるのはやっぱりギャロップですよ(林のハゲを目で見られないのは残念ですが)。
あと、やっぱり、ぼくは大阪人なんで、化石のような大阪の笑いがどうしても好きなんです。ていうか、この理由のほうが大きいと思います。
ギャロップはM-1チャンピオンになれるのか!?
以上を踏まえて、ぼくはギャロップを応援するわけですけども、ギャロップがM-1チャンピオンになるかどうかと言うと、もちろんぼくはチャンピオンになって欲しいんですけども、これは難しいと思います。やっぱり、ギャロップのネタは大阪大阪しすぎてるんです。
それを加味して審査員を考えると、中川家・礼二、上沼恵美子、オール巨人あたりが高得点を与えてくれそうな気がしますが、ダウンタウン松本人志は巧い漫才よりも自らが開拓したような“新しさ”を求めるような気がするし、ナイツ・塙や立川志らく、サンドウィッチマン・冨澤あたりはそのノリを「古臭い」と見るかもしれない。
もちろん、以上はぼくの勝手な解釈ですが、やっぱりチャンピオンはキツいかな…と思わざるを得ませんね。
最後に
チャンピオンになるかならないかはともかく、そんなギャロップの漫才をみんな見て欲しいと思っています。大阪ではすでに実績バツグンの名人芸ですから。
「みんな生えすぎちゃう?」「お前が抜けすぎやねん!」という林のハゲを使ったツカミがウケれば一気に駆け上がる可能性もありまっせ!
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