録画していた『R-1グランプリ』を見ました。
漫才、漫談といったマイク1本で勝負するしゃべくりが好きなぼくとしては、街裏ピンクさんが優勝したのは嬉しかった。R-1で漫談でチャンピオンってだいたひかるさん、あべこうじさん、濱田祐太郎さんに続いて4人目でしょうか。良かった。
吉住のネタで賛否?
(画像掲載元:吉住 : JINRIKISHA OFFICIAL WEBSITE プロダクション人力舎オフィシャルウェブサイト)
そんな中、吉住さんがやったネタがなんだか物議を醸していました。なんじゃそりゃ。
お笑いのネタで物議って、だいたいそういうやつらが騒いでるんだろうなと思ったら案の定でした。
1stステージで吉住は、デモ活動をしている女性が婚約者の実家を訪れるコントを披露。
なるほど。普段自分たちがしていることで出来たイメージを許せないのかなフフフ。
吉住のデモ女性のネタを見てみた
というわけで、そんなことを理解した状態で吉住さんのネタに挑みました。
そしたら、思った通り!やっぱりな!めちゃオモロいやん!
「私ぃ、自分の意見押し通すプロなんですよ?」このセリフにめちゃくちゃ笑った。ホンマに言ってそうやもん、あの人たち。
無駄がない構成、バツグンの観察眼、ギリギリのパロディ、素晴らしいネタを見せていただきました。
今、あのような昔の学生運動家みたいなノリの活動家が悪目立ちしてるので普通にネタにしやすいですよね。でも「そんなわけないやん」って笑えるように仕上げてるのはホントにスゴイですよ。
元々、「人間の内側のグロい面を表に出してそれを笑う」というネタをしていた吉住さんならではのネタというか、審査員の誰かが言ってましたが他の人が同じネタをやってもあんまり面白くならないと思います。
つまりは、吉住の真骨頂を最大限味わえる傑作ですよ、あのネタは。
あれを、女性ピンでやるという狂気、正に社会で戦える女性ですよ。喜べよあんたたち。
ちなみにもっと言うと、最後に「フジテレビらしいネタ」とか自分で言ってたのも「おいおいスゲェなコイツ」とか思いました。マジで戦う女性やわ。かっこ良かったです。
最後に
あれを「そんなわけないやろ」って笑えないのは相当ですよね。知らんけど。まぁぼくはサイコーに笑いました。ぼくも人間のグロさを笑いとばすのが好きなので。
怖いのは、このバカな物議で吉住さんが委縮しちゃうこと。なんかメンタルがアレそうなカンジもするからなぁ。それもキャラかも知れないけれど。ともかく、あんな界隈のせいであのキレのネタが封印されるのだけは勘弁願いたいところです。
それはさておき、吉住さんのネタは最高でしたけど、やっぱり漫談贔屓なので街裏ピンクさんが優勝で良かったです。なんじゃそりゃ。