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【グッバイ・クルエル・ワールド】ちょっとチープな展開なれどちゃんとノワールしてて楽しめた

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Amazonプライムビデオで『グッバイ・クルエル・ワールド』という映画を見つけて鑑賞しました。

結果、面白かった。かなりぼく好みの映画でした。

ただし、見る人を選ぶでしょうねってカンジ。

『グッバイ・クルエル・ワールド』とは

『グッバイ・クルエル・ワールド』は、2022年9月9日に公開された日本映画です。

監督は大森立嗣さん、脚本は高田亮さん。

あらすじは、こんなカンジ。

夜の街へとすべり出す、水色のフォード・サンダーバード。カーステレオから流れるソウルナンバーをBGMに交わされるのは、 「お前、びびって逃げんじゃねーぞ」と物騒な会話。互いに素性を知らない一夜限り結成された強盗団が向かうのは、さびれた ラブホテル。片手にピストル、頭に目出し帽、ハートにバイオレンスで、ヤクザ組織の資金洗浄現場を“たたく”のだ。仕事は 大成功、大金を手にそれぞれの人生へと戻っていく。──はずだった。ヤクザ組織、警察、強盗団、家族、政治家、金の匂いに 群がるクセ者たち。もはや作戦なんて通用しない。クズ同士の潰し合いが始まる。最後に笑うのは誰だ!

引用元:グッバイ・クルエル・ワールド(Amazonプライムビデオ)

強盗団はフリー犯罪者、元ヤクザ、左翼崩れのジジイで構成され、それらを斎藤工さん、西島秀俊さん、三浦友和さんが演じています。その他、ヤクザに奥田瑛二さん、鶴見辰吾さん、それに強力する悪徳刑事に大森南朋さんと、キャストは超豪華。

超豪華な俳優さんたちがとにかくクズな人物を演じる姿は圧巻です。

面白いクライムエイターテインメント!

というわけでこの『グッバイ・クルエル・ワールド』を見たんですが、ぼくは「これこれ!こういうのが観たかったんだよ!」みたいなカンジで大満足でした。ぼくはとにかくハッピーエンドが嫌いで、そういう意味で誰も救われない最後は「ええ終わり方や…」と余韻に浸ることができました。クズがクズのまま救われず殺される最後、大好物なんです。クズな上に「居場所がない」悪人たちがとにかくワチャワチャしまくってひたすら潰し合うだけというのが良い。

しかし、冒頭に書いたように見る人を選ぶでしょうね。

最初の“資金洗浄現場の叩き”こそ盛り上がって描かれてますが、そのあとは展開がハッキリ言ってダラダラです。誰が主人公なのかもボヤっとしてるし、なんでそうなる?というご都合主義のシナリオもあまりよろしいとは言えない。

ヤクザ、警察に追われる強盗団とかいう展開、馳星周さんの初期の作品(『不夜城』とか『漂流街』とか)を思い出さずにはいられないんですけども、このコンセプトなら馳先生に脚本を頼んだ方が良かったんじゃないのとか馳星周ファンとしては思ったりしちゃいました。

しかしまぁ、こういうノワールでクライムな映画は、これくらい何も考えずに観られたほうがいいと思います、個人的には。

最後に

というわけで、ノワールなクライムアクション映画が好きな人、救われない最後の映画が好きな人は是非見てみてください。ていうか、そういう人は絶対観てください。そうじゃない人は絶対観ないでください。