先日、休みのときにどのチャンネルか忘れましたがケーブルテレビで『西遊記~はじまりのはじまり~』という中国の映画を放送していたのでブログ作業をしながらなんとはなしに見てました。
『西遊記~はじまりのはじまり~』
(画像:Amazon | 西遊記~はじまりのはじまり~ [Blu-ray] | 映画)
この『西遊記~はじまりのはじまり~』は2013年に公開された中国と香港の合作映画で、メガホンを取ったのは周星馳(チャウ・シンチー)。これは余談ですが、日本の作家の馳星周さんはチャウ・シンチーの大ファンで彼の名前をひっくり返してペンネームにしました。
それはさておきこの映画、後に三蔵法師となる玄奘と孫悟空らの出会いが描かれるとはいえ原作とはまったくかけ離れた割とハチャメチャな映画です。なんたって玄奘がインドに経典を取りに行く坊さんではなくて妖怪ハンターというんですから。しかし、公開当時は中国で記録を打ち立てるほど大ヒットし、日本でも公開されました。
ちなみに、監督が言うには自身が好きな『ドラゴンボール』に影響を受けたと言っています。
2017年にはキャストを一新し、別の監督が撮った続編『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』も製作されました。
いきなり『Gメン75』が!?
で、この映画をブログ作業をしながら見るとはなしに見ていたわけですが、「ああもう終わりだな」ってところでいきなり聞き覚えのある曲が流れて来たんです。
『Gメン'75』のテーマ。ぼくら世代から上の人は知ってるでしょう。あのテーマです。これ見たら脳内再生バッチリでしょう。
(画像:https://youtu.be/OgWvj2h8B9Mより)
わかりませんか。
じゃあもう、どうぞ。
見るとはなしに見ていたぼくですが、そのテーマが流れた途端「は?何?今まで見てたん『西遊記』じゃなかった!?」ってなってしまいました。
見ると、玄奘と孫悟空と猪八戒と沙悟浄が並んで歩いています。そうです、まるでGメンのように。
なぜ『Gメン'75』なのか
ぼくは頭がこんがらがり、正直なところ「やりやがったな」と思いました。
中国!パクりやがった!と思ったのです。申し訳ないけど、今までで着いてしまったイメージは未だ払拭されていない。
しかし、実際のところどうなのか。こんなに堂々と無許可で曲を流せるものなのか。日本で吹き替え版もある映画で。有名な監督がやるかね。
とちょっと調べてみたらこんな記事が。
チャウ・シンチー、『西遊記』を引っさげ来日!Gメン75テーマ曲を使用した理由語る /2014年7月22日 1ページ目 - 映画 - ニュース - クランクイン!
テーマ曲に「Gメン75のテーマ」を使用していることでも話題の本作だが、「そのことは日本の方々にもよく聞かれる。僕自身が“Gメン”の大ファンであるということ。そして、悪を撲滅するという意味では“Gメン”があっていると思って使った」とシンチー。
単純に、監督が好きでイメージも合うから使ったということらしい。
許可取ったのか取ってないのかはここからはわかりませんが、取ってないってことはないでしょう。続編『西遊記2~妖怪の逆襲~』でもしっかり使われてますし。
最後に
というわけで、中国映画を観てたらGメンが流れてビックリしたよ、というただただそれだけのおハナシ。
映画はハチャメチャですけど娯楽としては面白いですよ。まだ観てなくて興味が出た方は是非。
ちなみに、ぼくは続編のほうが好きです。