ホンダモーターサイクルジャパンの加藤社長が、現在行われている東京モーターサイクルショー2017にて、人気の原動機付自転車モンキーの生産を2017年8月で終了することを発表したそうです。
なんだってー!!!
ホンダのモンキー
みなさんモンキーって知ってます?ホンダが誇る人気の原チャリです。
これ。
ちっさくでカワイイんです。
モンキー(MONKEY)とは、本田技研工業が製造販売している原動機付自転車(小型レジャーバイク)の車種名。最新型の形式はJBH-AB27。姉妹車のゴリラなどと共に、総じて4MINIと呼ばれる。
1961年(昭和36年)の東京モーターショーにおいて発表された、レジャーバイクのZ100型が母体(原型)であり、当初はホンダが経営していた「多摩テック」の遊具として製造され始めた。そして1964年(昭和39年)にはモデルチェンジ版であるCZ100の日本国外への輸出も始まり、販売先で好評だったことから、国内向けの公道走行仕様も開発が行なわれることになった。
構造がものすごくシンプルでシロウトでも簡単に分解、組み立てが出来るため、ユーザーはいろんなチューニングやカスタムを楽しんでましたし、それゆえに各社から様々なパーツが販売されています。
まーなんというかユーザーに非常に愛されている原付バイクです。
ちなみに、今年で発売50周年です。
生産中止のワケ
そんなステキな愛されバイクが、50周年の記念すべき年になんで生産中止になってしまうのか。
加藤社長はこう語っています。
「既生産車については今年から排気ガス規制が強化される。小排気量車でユーロ4相当の国内のエミッション3次規制をクリアするのは技術的にも、コスト的にも非常にものすごく困難」
「各社もだいぶファイナルエディションということで国内モデルについてはかなり生産の打ち切りを進めているが、ホンダもそれほど事情が大きく変らない。50年という節目ということもあり、泣く泣く生産販売を終了する」
さらに、将来の見通しについては、
「2021年には、さらに厳しい規制がまたくる。やはり50CCというものの限界がある」
「2030年になった時に原付1種が内燃機関を主体としたもので存続できるかというと、私は非常に厳しいと思う。日本の国内でいえば原付1種はすべからく電動化の先頭バッター、ランナーとして移行していくのではないか」
と述べています(参照:ホンダ、モンキーを8月末で生産終了…排ガス規制強化で50年の歴史に幕 | レスポンス(Response.jp))。
排ガス規制が強化されて将来的に基準をクリアすることができない、ということが生産中止の最たる理由のようですね。排ガス規制って、考えてみれば当たり前なんですけど、50ccにも適応されるんですね。
時代の流れ、致し方なしといったところでしょうか。
ぼくとモンキー
ぼく自身はモンキーは所有してませんでした。だってぼくはアメリカンバイカー。
ハーレーダビッドソンに憧れるぼくと国産アメリカンバイク - コバろぐ
ですが、大学の悪友がモンキーを乗り回してまして。二人で色々いじりながら乗り倒してました。
ちょっとバーベキューに行くなんてときは、車に乗せて持っていって乗って遊ぶのにちょうど良かったんですよね。
そう、遊ぶのにちょうどエエんです、モンキーって。
あぁ無くなっちゃうのかぁ…。くまモンモデルでも買っちゃうか…。
最後に
こんなに愛されていて人気がある原チャリが生産終了とかちょっと意味がわかんないと思ったんですけども、それも時代の流れ。
でも、転んでもただでは起きないホンダのこと、もしかしたら電動のモンキーなんてのが登場してくるかも知れませんね。