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教団経営ゲーム『上九一色村物語』をボンヤリと思い出してボンヤリと考えた

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はじめに

先日、オウム真理教の教祖麻原彰晃、本名松本智津夫死刑囚の死刑が執行されました。ぼくはそのときに、どうしても1本のゲームを思い出してしまいました。

そのゲームについて、書きます。

この記事はオウム真理教に関しての不謹慎をネタにして書きます。

一連の事件の被害者の方々やそれに近しい方々、その他の気分を害されそうな方々はブラウザバックをお願いいたします。

それでも読んでいただけるという方は、注意してご覧ください。

上九一色村物語

『上九一色村物語』とは、尊師となって教団を経営するシミュレーションゲームで、プレイすると麻原逮捕までのオウム真理教の流れを追体験できるようになっています。

制作は「AUM SOFT」とあり、信者が製作したという噂があるゲームです。そして、おそらくそう。

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上九一色村とは

上九一色村は、山梨県にあった村です。2006年には市町村合併のため、甲府市と富士河口湖町に分割して編入されました。

1989年にオウム真理教がこの上九一色村に進出してきてサティアンと呼ばれる多数の出家信者を収容する施設を建設し、サリン製造などオウム真理教の犯罪事件の拠点となりました。

要するに、『上九一色村物語』はその上九一色村を舞台にしているため名付けられたんですね。

結構面白い

題材こそオウム真理教なのですが、運営シミュレーションゲームとしてのクオリティは高いです。

さらに、動画や音声の挿入など、当時としてはプログラム技術も素晴らしいものがあり、当時は実際にかなり評価されていました。

「信者が作った」というのが本当ならば、教団にインテリ崩れが多数入信したという事実を鑑みて教団が面白いゲームを作るのも可能だろう、と妙に納得してしまいます。

動画でチェック

YouTubeにこの『上九一色村物語』の動画がありました。これを見てそのプレイの雰囲気を知っていただければ。

※ただし閲覧注意です。ご覧になるなら自己責任でお願いします。

オウム真理教関連のゲームがあった時代

オウム真理教が台頭してきたころは、パソコン界隈ではインターネットが普及の兆しを見せはじめたと同時に、一般のゲームクリエイターがゲームをインターネットを通じて制作したゲームを公表し遊んでもらうことが可能になった時代でした。

幸か不幸かそれらが時期的に合ったこともあって、メーカー以外の個人または集団が制作したオウム真理教を題材にしたゲームなどもアングラ系のページなどから多数リリースされました。

『霞ヶ関』なんかは有名で、プレイした方も多かったんじゃないでしょうか。

良くも悪くも、そういう時代でした。

今はインターネット自体がアングラなところから這い出てきて一般的なものになりましたから、こういう不謹慎なものはなかなか出てくることはないと思います。出てきても叩かれるだけでしょうし。

最後に

おそらく、この『上九一色村物語』は未だにインターネットの奥底のどこかには転がってると思います。そして、PC-9801の環境をエミュレータなどで確保できればプレイすることも可能でしょう。しかし、ネットの底から攫ってきてワザワザ98環境を用意せずとも、もっと面白いゲームはその辺にあるわけですから、わざわざ手間をかけてプレイする必要もないでしょうね。

ただ、今はスマホアプリなんかで個人がゲームを作って公表するのがたやすい時代ですが、その黎明期にはこんなゲームが蠢いていた、ということは知っておいてもらいたいなぁ、とボンヤリ思っています。