ことあるごとに書いてますが、ぼくの人生はゲームまみれで特にPCゲームばっかりやってて、好きなジャンルは歴史シミュレーションとファンタジーRPGです。
歴史シミュレーションでいえば、当時の歴史シミュレーション好きはもうみんなそうだったんですが、やはり光栄(現コーエーテクモゲームズ)のゲームは全て遊びまくってます。他に選択肢があまりなかったとはいえ、『三國志』シリーズや『信長の野望』シリーズはじめ、やはり良く出来てて面白いゲームばかりリリースしてましたね光栄は。
そんなゲーマーは、当時は光栄信者なんて呼ばれたりしてました。確か『ログイン』の坂本犬之介さんが言い出したような…。
まぁつまり、ぼくもバリバリの光栄信者だったわけです。光栄がコーエーになり、コーエーテクモゲームズになるにつれ「なんか昔と違うよな…」なんて少しずつ距離ができてしまったりしている現状はありますので、今では元信者ですが。
元光栄信者として面白い歴史シミュレーションのスマホアプリを探す
で、そんな元光栄信者は、あのころの光栄が作ってたような歴史シミュレーションを遊びたいなーなんていっつも思ってるんです(そうでしょ?)。でもあのころの光栄信者は、悲しいことにもはやもう立派なオッサンで、PCやゲーム機でバリバリ遊ぶような時間も体力も残ってません。
そこでスマホアプリを探すわけです。
空いた時間にバーボンでも傾けタバコをくゆらせながらゆっくりとダンディーに自分のペースでスマホで歴史シミュレーションが遊べたら最高ですよね。
それでぼくも『ポケット戦国』や『三國志漢末霸業』を見つけ出してきたりしました。
記事でも書いているとおり、これらのゲームは当時の光栄を彷彿とさせる素晴らしいゲームです。が、ちょっとシステムが新しめなんですよね。半分リアルタイムだし。ちょうど光栄がコーエーになる直前くらいの感覚。
そうじゃなくて、ぼくが今遊びたいのは、もうゴリゴリのターン制で自分以外の国は「○○国戦略中」なんて表示されてちょっと待つような、『信長の野望』でいえば武将風雲録、『三國志』でいえば4くらいまでのやつ。
一応コーエーテクモゲームズ自身が『武将風雲録』やら『三國志Ⅱ』やらはスマホアプリ化してるんですが、スマホ向けに新要素とか新機能とか追加しちゃってるんですよ。それ、いらない!
『世界史大戦』が面白い
ああ、ぼくが望む古臭い、でも面白い歴史シミュレーションはないものか…とちょっと絶望を覚えながらAppStoreを彷徨っていたら、ついに、ついに見つけました。
その名も、『世界史大戦』。
世界史大戦
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これ、あまり期待せずに「一応落としとくか」ってインストールしただけなんですが、無茶苦茶面白い。
プレイヤーは紀元前500年から西暦500年までの間にユーラシア大陸の存在した国を一つ選び、時間的領土的な統一を目指します。舞台は年表です。
時間的領土的統一?舞台は年表?ってカンジですよね。邪馬台国でプレイを始めたときの画像を見てください。
縦軸が時間、横軸が地域の年表となっています。一番右が日本となってますが、左半分が西国、右半分が坂東です。西暦160年くらいから280年くらいまでに日本の西国が薄紫になってますが、これがつまり邪馬台国です。西暦200年前の坂東に入植しちゃったからそこも薄紫になってますが。
となると、邪馬台国の下にある赤いところは何だと思います?西暦300年前から日本の西国にあり、350年ころから東側も支配していっている日本の国家。そうです、これ大和朝廷です。じゃあもうわかりますね、中国にある西暦200年過ぎに滅亡している青い国家。そうです、漢です。
で、これを獲ったり獲られたりするんですよ。
たとえば邪馬台国の年表を下に伸ばすと大和朝廷とぶつかるじゃないですか。そうすると戦争をします。そしてそれに勝つと以後の時代は大和朝廷が存在しなくなり邪馬台国が続くということになるので年表もばーっと伸びる。そして、横に仕掛けるの領土戦は同時代の隣の領土の国と戦争するということですから、勝てば横に領土がバーッと伸びます。すんません意味わかりますか?
これは邪馬台国が隣の新羅に領土戦を仕掛けているところです。ちなみにこのゲームでは人物は霊剣というアイテムとして登場してパラメータアップやスキルを付与してくれます。西暦200年くらいにこうやって新羅に領土戦を仕掛けて領土をいただいた場合、その後時代戦を仕掛ければ新羅の存在を消すことができるわけです。
いや、やっぱり説明しづらい…。
とにかく、ユーラシア大陸の全地域全時代を自分の国の色に染めれば、統一したことになるのです。ユーラシア大陸全土に広がる1000年王国ってわけですな。
うーん、うまく説明できない……。
とにかく、昔の光栄のゲームみたいにベターっと領域を増やしていくんですよ!
元光栄信者が『世界史大戦』を遊ぶべき理由
で、この『世界史大戦』を昔の光栄ゲーマーに勧める理由ですが、これはジックリと国を富ませてしかるべきときに戦争をしかけてちょっとずつちょっとずつベターっと領域を広げていくのが懐かしいからってだけではありません。
メインの理由は他にあります。これです。
これ、ゲームの最初、邪馬台国を選んで次の場面なんですけど、わかりますか?
「領土戦闘力」「年代戦闘力」「知力」「スピード」をタップして能力を決めるとあります。数字がペロペロペロペロ~ってなっててタップしたらそのときの数値でビシッと決定。まるでスロットマシンです。
まるでスロットマシン!
これで「懐かしい!」となればアナタは元光栄信者です(いや、そうじゃなくても知ってるだろうけど)。とにかく、初期光栄のゲームと言えば、スロットですよね!
『信長の野望』も『三國志』も『蒼き狼と白き牝鹿』も『水滸伝』も『維新の嵐』もゲームの最初はスロットで能力値を決めてましたよね懐かしいよね!
『信長の野望・全国版』なんかは配下武将がいなくて大名の能力が国のパラメータのひとつだから非常に重要で全部がいい数字になるまで1時間くらいずっとスロット回してたりしたし、『蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン』では初期配下5人の能力もスロットで決めてたから全員いい数値が出るまでずっとスロット回したりしてましたよね。
この能力スロットマシンは初期光栄作品を象徴する仕掛けであり、遊びこんだプレイヤーにとってはトラウマみたいに忘れられないものです。
その、懐かしい体験を久しぶりに感じるのです。もうそれだけでこのゲームを遊ぶ理由になりますよね!
ぼくは、この画面になって数字がペロペロ~ってなったとき懐かしすぎて「うわ」ってちょっと声出ましたもん。
最後に
というわけで、あの頃一生懸命光栄のゲームをやってた人はちょっと遊んでみてください。なかなか得られない懐かしい感覚がよみがえってきます。
もちろん、そうじゃない人もどうぞ。ジックリ遊べるシミュレーションを探していたならば、きっと満足できるはずです。
世界史大戦
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