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こじらせハスキーを見て漫才は間とテンポだと改めて痛感した

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先日、仕事から帰宅するとちょうどテレビで『千鳥のクセスゴ!』がやってて見てたんです。

そのときにこじらせハスキーのネタを見て、改めて「漫才は間とテンポだよなぁ」と思った話。

こじらせハスキー
(画像掲載元:こじらせハスキー | 太田プロダクション

こじらせハスキーのネタ

こじらせハスキーは2014年結成の女性コンビで、2019年には『THE W』の準決勝まで進んだ実力派です。

といってもスミマセン、ぼくはそんなに存じ上げなかったんですけど。

で、今回のクセスゴのネタは、ママとチーママに2人が扮して「スナック漫才」なるものをやってたんですけど、まぁスナックあるあるを言うのかというとそうでもなく、ただただママとチーママのうっすら面白い会話を時折オーバーアクションを交えて披露するというものだったんですけど、ぼくはゲラゲラ笑ってしまいました。

しかし、ぼくはゲラゲラ笑ってたんですけど、カミさんはクスリともしてませんでした。「あれ?」とは思ってたんですけど、確かにカミさんが好むネタではないのは確かです。カミさんはボケ連発の漫才が好きで、だからインディアンスとヤーレンズが大好きなんですが、こじらせハスキーのネタはそんなんじゃない。1個1個「これはどうや!?」と大ボケで区切っていくパターンで、その大ボケもハッキリ言ってそんなに大きくはない。いや、言っちゃうと別に面白くない。

それでもなんでか、ぼくのツボだったんです。何でだろう?

 

漫才は間とテンポじゃない?

なぜそんなに面白かったのか。

その答えはネタ終了後の南海キャンディーズ山ちゃんと千鳥のコメントで明らかになりました。

間とテンポがスゴい。

山ちゃんはベタ褒めでした。

「ああ、分かった、それや。漫才はやっぱ間とテンポが命やなぁ」と思ってたらカミさんがボソっと「間とテンポが良くてもねぇ」とか言いやがりました。なるほど彼女は間を入れずにボケを連発するのが好きだからそうなるんですね。

「ありゃ?」なんて思いつつ、改めてぼくはこじらせハスキーのネタを頭で咀嚼しました。

確かに、破壊力あるボケとそれに対するワードセンス溢れるツッコミがあれば大爆笑を連発で掻っ攫うことはできるでしょう。しかし間とテンポが無いと勢いだけなので、なんか浅く感じるんですよね、ぼくは。あくまで感じるだけですよ、ホントに浅いってわけじゃないですよ。でも、ジワジワくる「ふむうー」と唸っちゃう笑いのほうが好きなんですよね、ぼくは。

しかし、よく考えてみると、M-1などを見ててもそういうネタをする漫才師ってそんなに多くはないですよね。居ても破壊力足らずで決勝までは来られない。去年の準決勝なんか、ぼくはシンクロニシティが一番だったと思うんですけど、やっぱ決勝には上がれなかった。

それでもぼくは、間とテンポの漫才が好きです。

最後に

というわけで、漫才は間とテンポ。それさえあれば普通のことを言ってても面白くなるし、それが出来るのが真の実力派です!

……なんてことをカミさんに言おうものなら地獄が待ってる予感がしたので、ぼくは黙ってましたけど。