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人志松本の「黒田官兵衛の話」を書きおこしてみた

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ぼくはこのブログで、歴史のこともチョコチョコ書いてます。

その目的は、以前もどっかで書きましたが、歴史に興味の薄い人にちょっとでも興味を持ってもらうこと。その入り口になればいいやって感じ。

別に史学を学ぼうってわけじゃないので、読後の感想が「ヘー知らんかった面白かった」でオッケーなんです。

だから、出来れば思わず笑いが出ちゃうくらい面白く書きたいんですけど、これがなかなか難しい。

しかし、それを平気でやってのける人がいるんです。書くんじゃなくてしゃべるんだけど。それが、ダウンタウン・松本人志。

『人志松本の○○な話』で披露した黒田官兵衛の話

『人志松本のすべらない話』から派生した、芸人がひとつのテーマに沿って話をする『人志松本の○○な話』という番組が昔ありまして。

人志松本の○○な話 誕生編~前期~ [DVD]

2009年5月12日に放送されたその番組で、そのときは「すきなものの話」のだったのですが、松本人志さんが話したのは「黒田官兵衛」でした。

これがめっちゃ面白かった。ぼくの歴史記事の目標はここです。

それはさておき。

歴史好きな人はよくわかると思いますけど、歴史の話なんて興味のない人に話そうとすると大体イヤがられます。そして、歴史好きにはそういう話をしたがる人が多いです(思い当たるひと手を挙げろ!)。

なので、観ていて俄然面白くなってきました。

ダウンタウンはどうも手を抜いた番組が多いんじゃないか、ヤキがまわっとるな、と常々思ってたぼくですよ。なんたって大阪で無名のころから目をかけている(何様?)から、近頃の体たらくを苦々しく思っていたわけです(何様?)。

その松本が黒田官兵衛の話を? 聴いたろうやないけ。そしてツッコンでやる!と僕は何故か意気込んで集中して観てました。

もう、脱帽。

やっぱ、松本人志スゲー!と見直した次第であります(だから何様?)。

なるほど、歴史ってのはこうやって人に話せばいいのか、さすがプロ!と唸ったぼくでした。ヤキがまわってるなんてとんでもなかったです。 どうも、スミマセン。

ちなみにコレに収録されてます。

書きおこしてみよう

こんな風にブログで歴史を書きたいわけなんですけども、笑いのセンスやら文才やらいろんな才能が要りそうです。

これはなかなかキビシイ道。しかしヤラネヴァナラヌ、と思ったぼくは、この松本人志さんのお話を書きおこすことにしました。まぁ、書く練習です。

以下に聴きながら書いてみますので、良かったらみなさんもどうぞ。字ばっかりですけど、面白いし読みやすいし(さすが)、すぐ読めますよ。

松本人志の黒田官兵衛の話

黒田官兵衛、これもう戦国武将の中で、一番頭のいい、そして一番ツイてない武将なんですよ。

そのツイてなさがもう哀愁があって、もうぼくは大好きなんですよ。

あるときから、あのー秀吉といっしょに結構、ガッツリ、ま秀吉のサポート役…、まぁ秀吉がタレントとすれば、まちょっと放送作家みたいな。

頭がめちゃくちゃいいんですよ。力だけじゃなくて、その相手を説き伏せてウマいこと言って、こうなんか味方にしたりとか、そういうことがすごく長けてる。

でもうそのー、秀吉は、「もうメッチャええやんお前」と、「コイツめっちゃええわぁ」って、「ずっと一緒にやっていこうぜ」みたいな、もうええわぁなんか言うたらもう「黒田!黒田何してんの今大丈夫?」みたいな。「きょ、今日夜あいてる?」みたいな。もう何や言うたら黒田ですよ。

で黒田もやっぱ頭いいんで、もうそのーなんやろ、もうこうしたらいいんじゃないスかああしたらいいんじゃないスかってもう全部黒田の言うとおりにしてたらとにかくもう、ドンドンいい方向に行くんですよ。

でそうこうしてるうちにあのーあれじゃないスか「本能寺の変」。あれで信長が討たれるわけですよ、明智光秀にね。で討たれたときにもうそらやっぱあのー秀吉としてはものすごい落ち込む、ま周りもみんな落ち込んでんです。そのときにやっぱ黒田はやっぱ人と違うんで。パパっとこうそのなんでしょ秀吉のとこ来て、「チャンスが巡って来ましたねぇ」みたいなことを言うんですよ。「今明智を討ったらあ、もう天下取ったようなもんじゃないですか」「いや…、そ、そんなもんかねええ!」あ、これ秀吉、秀吉。「そんなもんかねえ!」

ほいで、もうそのとにかくもう官兵衛の言う通りにしてたらドンドンいい方向に…、いくわけです頭がいいから。とにかく官兵衛これはどうする、これは官兵衛どうすんねん全部やるわけです。でそうこうしてるうちに段々ね、頭良すぎて、秀吉が「いや、コイツ大丈夫かな」と。「コイツすごすぎる」と。とにかく俺が、ま、秀吉もそこそこ賢いですから、三日三晩ぐらいかけて考えた答えを、この黒田官兵衛は瞬時に出すと。「こんなやつね、このままほっといたら俺寝首かかれるんちゃうか」「コイツ賢すぎてちょっと引くわ」「キショい!」

あいつキショイということでもうあんまり誘われへんようになって、メシ行っても「ちょ、ちょっと車見てきて」みたいな。そ、もっと下おんのに!「ちょっと黒田タバコ買うてきて」みたいな。黒田行かんでええですよ言うても「ええよ」黒田エエやつやから。頭はエエし、ホントにあのー、秀吉のこと好きやったから。

でもそういうふうに、であの何か手柄立てても何か全然あんまり大したあんまりこう、何て言うんですかねぇ黒田はエエ思いさしてもらわれへん。ほいであの、噂に聞くと、どうもそのー秀吉が黒田をエエように思うてない。「アイツはナンバーワンを狙ってんちゃうか?」って噂を聞いてもう黒田愕然とするわけです。「いやいやいや!ぼくはもうずっと秀吉さんといっしょに、ぼくナンバーツーで、ぼく天下獲りたいなんかまったく考えてなかった」もうもんのすご落ち込むわけです。でもう一線から退くんです。そのいわゆる隠居みたいな。40過ぎぐらいでもう隠居に入るんです。

ほいで、もうそのまま世の中ドンドンドンドンまぁ動いていくわけですけど、秀吉も結局死ぬわけですよね、でドンドンドンドンそのー何や関ヶ原の合戦までくるわけです。その間10年以上ありますよ、現役退いて。

で、関ケ原の合戦で徳川家康と石田三成ですか、これがぶつかり合うっていうことになったときに、今までもう10何年間眠ってた黒田官兵衛が、「今やーーーーーーーーーー!!!」言うたんですよ。「ここしかチャンスがない」と。「俺は今までずっと頑張ってきてこんな目にあわされたけどわかった」と。「俺天下獲る気なかったけど、もうもう秀吉さんもおれへんし、じゃあ俺天下獲ったらあ」。

ね。ほいで、そのー石田三成と、そのー徳川家康がぶつかるときに、もう黒田頭エエからもう全部わかってるんですよ。これは、絶対に徳川家康が勝つと。勝つけども、もう16万ぐらいの兵隊の戦いやから、勝っても家康はボロボロになる。だからこのボロボロになった家康を叩いたら、俺天下じゃん!……そこまで考えてるわけですよ。ね!ただ、もう隠居してますから自分が兵力まったくないわけです。ないから、その関ヶ原で戦ってる間に自分が九州あたりからどんどん大名を、いろんな大名を取り込んでいってドンドン兵力を高めていって京に上るまでの間にそこそこの武力をつけて、そしてちょっとヘロヘロになった家康やったら、それくらいやったら勝てるやろうっていう戦略を立てる。めっちゃ頭いいですよ。

で、そんときも、もうアイツがすごいのは、そのー家康に「オマエあのー関ヶ原で戦ってるときに、オマエなんか九州あたりでごちょごちょやってんちゃうんか」って言われたらかなんので、この黒田官兵衛息子がいるんですけど、この息子があんま正直賢くない。力はあるんですけどココがあんまり。普段から怒ってたんですよ「オマエ俺の息子のくせになんや、もうちょっと頭使ってこのー、言葉巧みにやれよ」みたいなことは言われてたんですけどこれ「ハイお父さん」言いながらもこれ出来ないんですよコイツ。でしょうがない、もうこんなアホ息子ですけど、コイツをあえて「家康さんとこに手伝いに行かします」と。「ファンですねん。ぼくも応援してますねん、家康さんを。だからぼくの息子もサポートに行かしますから、ぼく全然歯向かう気もないですし」って言うために、息子をワザワザこう家康につけるわけです。もうここもスゴいんです。

さーそれでですよ、関ヶ原の戦いヨーイスタートおおおお!ってなるじゃないですか、ね、始まりました、確かに家康勝ちました。ただ!これが計算外やったんが関ヶ原の戦い、めっちゃ長期戦になると思ってたら、半日で終わったんですよ。

「うそおおおおん!?なんで!?なんで!?」ってなったら、その石田三成側の、小早川秀秋っていうのが、裏切って、家康側についたんです。これでもう形成がもう無茶苦茶になってもうて、半日で終わってもうて。全然ツイてへんやんと。何やこのツイてなさは。「アカンもう俺天下獲られへんねや」ってそこで諦めたんですよ。諦めてまぁまぁ息子帰ってこいと。で息子帰ってこさして「何やったんや」と。「何で小早川はあそこで寝返ったんや」言うたらこの息子が「お父さん褒めてください!」と。「ぼく、やりましてん!」って言うて、コイツアホやから「ボク、小早川を説得して、家康側につけたんボクなんです!」

「アホかお前はーーーーーーーーーーーー!!!全然ツイてへんやーーーん!」

“全然ツイてへんの変”ですよ。

いかがです?面白いっしょ。まぁ、オチが何ですが。ちょっとツッコみたいところもありますが。面白いでしょ。これでいいんです。

YouTubeにも動画がありますけど、テレビ番組貼っちゃうのはどうなのってところなんでリンク貼っときます。

これ再生しながら読んでもらうといいかも知んない。

最後に

やっぱり、歴史って面白いんです。まずはそこからでいいんです。そういった面白さを伝えられればいいのになぁ、まだまだです。

時折、関西弁をしゃべらせてごまかしてる記事を挙げたりしてますけど、これはこれで書いてても面白いので続けていきますけど。

これからも浅くて楽しめる歴史ネタを書いていこうと思いますので、よろしくです。