なんかネットを彷徨ってたら、マスクの着用がどうのこうのという話題を見かけましたが。
何でも、イオン傘下の靴小売チェーン「ジーフット」という会社が取引先との打ち合わせなどでマスク着用を原則禁止したことが発端となってるらしい。
イオン、接客時のマスク着用「原則禁止」 風邪の予防もできないのか...現場から悲鳴 : J-CASTニュース
それを受けてみんなが騒いでると。テレビでも何か取り上げてて年配の方は「マスクNG」派が多くて、若い人は「マスクOK」派が多いみたいですね。
何というか「バカじゃねーの」ってカンジですね。
(画像:Pexels の Janko Ferlic による写真)
マスク着用をめぐる騒ぎ
そもそも「人前でマスクを着用してはいけない」なんてマナーとして明確じゃないと思うんですけど。ただ、「人と話をするときに顔を隠すのは失礼」「声が聞き取りにくい」という話は昔からあったと思います。
だから、お年を召してる人ほどNGって感覚だろうし、若い人は、特に最近はデフォルトでマスクしてる人も多いので、「別にいいじゃん」って感じなんでしょう。
それが、大騒ぎになっている。
昔と違ってウルサイだけのバカの声がネットやSNSを通じて表に出てきちゃってるから。そしてそれを、自らがコンテンツを作る能力を失ったメディアが取り上げて益々ウルサイだけの意見が幅をきかせてきているから。さらに、そうやって騒ぎになるとウルサイだけのバカな意見が主流だと勘違いしちゃう現場がそこに来るごく少数のバカクレーマーが正しいんじゃないかと錯覚を起こし、または対応がメンドクサイから、そこにフタをしようとする。このマスクの件や昨今の「除夜の鐘中止」の件はこういう図式でしょう。
かくして「接客のときはマスクNG」とかいうバカなルールが誕生したわけです。
マスクはNGかOKか、どうでもいい
ネットで声がデカい人はNG派が多いですね。そのほとんどは規制の価値観の逆を張って気持ち良くなりたい人たちです。しかし、彼らの意見も別に間違いではない。マスクをするかしないかは本人が決めればいいからです、本来は。
このマスクの問題だけを見ると今はNGからOKへの過渡期だと思います。これまでの価値観を無思考にぶっ壊して何が残るのかこの先見ものですけど、今は何事もそんなカンジで世の中動いてますからね。社会?会社?それより個人だって。
でも、どっちの意見が多いとか少ないとか、多いからこっちに動きましょうなんてのはまったく意味がありません。本人が決めればいいだけの話なのは間違いないですけども、そもそも、アナタがどう思ってるかなんてそんなこと知ったこっちゃないのです。
まったくどうでもいいくだらない問題です。それをルール化するなんて、愚の骨頂。
アナタの意見はどうでもいい
大体、前述したように世の中にはマスクをして接客をすることを良しとする人とダメとする人がいます。繰り返して書きますが、比率的には年配の人ほどNG、若い人ほどOK。でも、その逆も絶対にいます。
ならば。
マスクに対するアナタの意見を相手に押し付けるのは意味がない。問題は、アナタの目の前の人間がどう思っているかです。社会で生きていく上で、そのためにカネを稼ぐために、アナタの目の前の人の意見を尊重すべきです。その理由は、正しい箸の持ち方についての記事に書いたとおりです。
“正しい箸の持ち方”を身につけるべき本当の理由 - コバろぐ
マナーや常識はそのもの自体に内容なんてない空虚なものですが、それを身につけることには意味がある。箸を正しく持つ意味なんて考えないで四の五の言わずにちゃんと持てるようにしとけばいいんです。
それは束縛だそれから脱却して自由だとか、そんなこと考えて可能性を減らすなんて、それこそバカげてます。
例えばアナタの目の前の仕事の相手が「マスクして面前に出るな失礼な」という人ならマスクをしなきゃいいし、「今はそんなのにこだわる時代じゃないよね」というなら別にマスクしてってもいいんじゃないですか。そこにアナタの意見なんてこれっぽっちも必要ありません。
「うるせぇ俺がどうするかは俺が決める」とか、こういうとこで意固地なやつは大体仕事できません。堀江さんみたいに強烈な“個”を持ってない限りは。
アナタにはそんな“個”がありますか?みたいな。
ましてやルール化するなんて、重ねて書きますけど愚の骨頂。こんなことしてたら、日本という社会がどんどん愚のものになってしまいますわな。
そして、滅ぶ。
最後に
え?風邪ひいてるときはどうするんだって?そんなんマスクしなさいよ。「すみません、風邪ひいてるんで。すみません」くらい言えよって話。
そのときに「バカヤロー風邪ひいてるからって人としゃべるときにマスクをするやつがあるか」とか相手が言うなら、それは相手にする人を間違えてます。それは今回とは別問題。