最近、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が敬遠されまくっています。2023年8月2日現在13個。
もはやMLB史に残るスラッガーとなった大谷選手であり、今季もすでに39本塁打を放ってるわけですから、これはもう仕方のないことです。野球で勝つための戦術としては、当たり前。見てるほうはつまんないけど。
大体、申告敬遠がいけない。ちゃんとウエストボールを4つ投げて欲しいわけです。そしたらクロマティや新庄のような敬遠球をサヨナラヒットなんてドラマが生まれる可能性はあるのに。
それはさておき。
大谷翔平はどれほど敬遠されるのか
相手チームからすれば、大谷翔平選手のバッティングは脅威です。勝つためにいかに失点を防ぐかを考えたら、もう全打席歩かせるのが最も良い手だと思います。特に今年6月以降はホームランを量産しており、当たればスタンドインの可能性が非常に高いとなればなおさらです。
ここまで敬遠四球は13個ですが、この記録一体いくつまで伸びるのでしょう。
大谷翔平選手がずっと好調ならばどんどん伸びていくと思いますが、バッティングの調子ってのは2ヵ月3ヵ月続くほど簡単にはいかないと思います。おそらく、これから調子が悪くなる。悪くならなくてもホームラン連発なんてことは少なくなっていくでしょう。そうすれば、ある程度勝負されています。
おそらく、敬遠のMLB記録を塗り替えることはないでしょう。
2004年バリー・ボンズの敬遠数
では、敬遠のMLB記録誰の数字でしょうか。そして、いくつなんでしょう。
野球好きならきっとパッとあの名前が浮かぶでしょう。敬遠といえば彼!みたいな。
そうです、バリー・ボンズです。
絶頂期には満塁でも敬遠されたほどですからね。ホームランで4点取られた挙句試合の流れを持っていかれるくらいなら、敬遠して1点あげたほうがマシ、という判断です。
ではそのボンズのシーズンMLB記録はいくつでしょう。と調べてみると、2004年の120個です。
120個!?
スゴい数字ですね。
2004年のボンズは73本塁打を放った2001年ですら敬遠35個だったのに(これもメチャクチャすごい数字ですけど)、2004年は120個です。
617回打席に立ってるのに、打数は373回しかない。162試合ですから、1試合2.3回しか打席に立ってない計算です。おかげで、135安打しかしてないのに、打率.362で首位打者のタイトルを獲得しています。
そして、135安打のうち、ホームランは45本。ヒットの3本に1本はホームランです。
なんだこのモンスター。
最後に
というわけで、大谷翔平選手の敬遠にファンはブーブー言いますが、まだまだ大したことありません。大したことあるけど。
堂々勝負で大谷選手にホームランキングになって欲しいのがファン心理ですけど、相手監督や投手だって生活がかかってますからね。みすみす危ない橋を渡るわけもない。
大谷選手がホームラン数を増やしホームランキングになるには、ボンズのように打てる打席で確実に仕留める必要があります。そしてそれは、成し遂げられるでしょう。もはや大谷翔平選手は、全盛期のボンズにも匹敵する打力の持ち主ですから。