江戸時代の面影を残した町って日本全国に残ってるわけですけども、そういった町で宿泊してその歴史や文化を感じる旅をしたい、とぼくは常々思って色々調べたりしてたりします。いつ行けるのかわかったもんじゃないんですけども。
そしたら、ものすごいモノを見つけました。
愛媛県の大洲市に大洲城ってあるんですけども、なんとその天守閣に1泊できるというのです。『大洲城キャッスルステイ』というんですが、その内容もなんだかモノスゴい。
大洲城
大洲城は、元弘元年(1331年)に守護として国入りした伊予宇都宮氏の宇都宮豊房によって築城されたといわれています。織豊期に築城の名手藤堂高虎によって大規模に修築がなされ、加藤家初代藩主加藤貞泰が1617年に米子藩から大洲藩へ移封してきて城下町は繁栄していきました。
その天守閣は2004年に地元民の熱い思いから復元されて重要文化財の二つの櫓とともに当時の威風を今に伝えています。
大洲城キャッスルステイ
大洲市は城下町として歴史と文化を楽しむ視点で観光業に尽力しており、『文化財貸し切りステイ』や歴史的な邸宅に宿泊する『NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町』など宿泊プランも多く存在しています。
で、その中のひとつ『大洲城キャッスルステイ』はその天守閣に1泊できるという素晴らしいプランなのです。
宿泊客はまず。空港で武士の姿の加藤家家臣に迎えられられ城に向かいます。甲冑か和服に着替えて法螺貝や陣太鼓の合図で入場し、城主加藤貞泰から1日城を預かるよう命じられるという演出で泊まることが出来るようになります。そして祝福の火縄銃。
宿泊している間はバトラーやシェフ以外、城山の入場が制限されて城主としてゆっくりできますし、天守閣を眺めることができる絶景ポイントにキャッスルラウンジがあり、そこで入浴を楽しめます。
そして、城の脇を流れ堀の役割もした肱川には臥龍淵があり、そこには数寄屋建築の傑作、国の重要文化財の「臥龍山荘」があります。なんと朝食はこれを貸し切ってここで食べます。
その他カスタマイズプログラムとして、日本三大鵜飼のひとつ「大洲のうかい」を楽しんだり、二代藩主加藤泰興が再興した加藤家の菩提寺「如法寺」やスクナビコナが終焉を迎えた地とされる「少彦名神社」をめぐる文化遺産めぐりもできたりします。
なんだそれ超行きてぇ!
宿泊料金
さて、ここまでスゴい宿泊プランの『大洲城キャッスルステイ』ですが、一体いくらかかるんでしょう。
これがですね、2名1組1泊2日でひとり550000円です!ふたりで1100000円!
高いけど!この体験ができてこの値段なら!安い!
ちなみに木造のため8月と12月~2月は泊まれません。さらに1日1組限定、そして年間30組までとなっていますので、ためらってたらいつまで経っても予約できません!
公式動画
1100000円払うのはかなりひるんじゃうのはあります。しかし、背中を押してもらいましょう、公式の動画で!
どうですか、1100000円ポーンと出す気になったでしょう?
最後に
というわけで、大洲城泊まりたいです。この体験ができるなら2人で110万円も決して安くないと思います。無いけど。
いつか、絶対、行こう。