『EGGコンソール レリクス PC-8801』購入
先日、ついに『プロジェクトEGG』のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版のサービスが始まりました。
そして、その第一弾は『レリクス』。あの、『レリクス』。
この記事の最後に書いたとおり、最初はこの『レリクス』はスルーつもりでした。しかし、続報で登場タイトルが続々出てきて、その中に『ザナドゥ』や『ハイドライド』が入っているので、「これはお祝いじゃー!」ということでご祝儀で『EGGコンソール レリクス PC-8801』をこのたび購入いたしました。
久々の『レリクス』をスイッチで
別に『レリクス』でテンションは上がらない
しかし実際、「さあ!スイッチであのころのパソコンゲームだ!遊ぶぞー!」とはなりませんでした。
だって『レリクス』だもん。
『レリクス』は1986年にボーステックから発売されたアクションアドベンチャーゲームです。主人公は“精神体”で実体をもっていません。倒した相手に憑依してその身体を使って謎を解いていきます。プレイヤーの行動によってゲットできるアイテムが変わったりストーリー展開が変わったりするんですが、プレイヤーは何をすればいいのか自分は何者なのかが一切わかりません。
『レリクス』は、こうやって先の記事で書いた通りのゲームなのです。要は、わけわからんのです。今回スイッチで買って遊んだ初見の人が「昔はこんなわけわからんゲームが市場に乗ったのか」と驚いているのを見ましたが、それはもうみんな当時っから思っていたのです。
今回、ギャラリーで当時のままのマニュアルを見ることが出来て、これはもうこれだけで『EGGコンソール』シリーズ全部買っていいレベルなんですけど、当時っからこれです。
「始めはわけがわからないかもしれません。何をすべきかのヒントは必ずゲームの中にあります。あきらめずに頑張ってください」
わけがわからないことを認めて、ただただガンバレと言ってきてます。丸投げするなー!
そんなこんなで、ぼくは当時割と序盤で投げましたもん。「こんなわけわからんゲームするよりほかに遊ぶべきゲームがあるんじゃー!」みたいな。
遊んでみた!
というわけで「今回は絶対エンディング見るぞー!」と意気揚々とプレイ開始です。
プレイ前に色々メニューとかいじってたら、なんか予めセーブデータもありますよ。
エンディング手前のデータもあります。ここからサクっとプレイしてさっさと終わったことにするかー?とも思ったんですが、いやいややっぱりちゃんとゲームしないとね、と改めてプレイ開始。
「ああ!これこれ!」と思わず声が出たスタート地点。
わけわからん影みたいのが自分。心地のいい潮騒を聞きながらフヨフヨと移動。ああああ!懐かしい!
右に移動していってウサギみたいなエイリアンみたいのを倒そうとするも自分の攻撃が当たっているのかどうかもわからない。でもなんか倒れたので憑依。
さらに進んでコイツ。
ああああ!懐かしい!!!!と思ってたらなんか死にました。何故かはわかりません。
そしてその感覚も、懐かしい。
スイッチでレトロPCゲームを遊ぶ感覚に酔う
というわけで、実際に『EGGコンソール』のゲームを遊んでみて思ったことを。
まず単純に、スイッチにPC-8801の画面が出てきて8801のサウンドが聞こえてくるのが単純に趣を感じます。なんか、実に心地良い。
そして操作。
当時は当然キーボードで遊んでたので、遊びやすいったらありゃしない。
まぁ、こういうゲームはどれも快適に遊べるでしょうね。『ハイドライド』とか超遊びやすそう。しかし、アドベンチャーゲームはどうなるんだろう。ラインナップに『琥珀色の遺言』と『は~りぃふぉっくす』がありますが。『琥珀色~』はコマンド選択方式なので問題ないでしょうけど、『は~りぃふぉっくす』はコマンド入力じゃなかった?だとすると、ソフトキーボードで入力するのかしら。それとも、コマンド選択に作り替える?その辺、今後注目ですね。
最後に
とにかく『EGGコンソール』は、まだ『レリクス』しか遊んでませんが、昔のPCゲームの情報が目から耳から手から入ってきて懐かしさに溺れることが出来つつ、その感覚が今のPCならまだしも今のゲーム機で得られるわけで、当時遊んでた身としては新鮮だったりします。
古さと新しさがごちゃまぜで押し寄せてきてどう頭の中で整理したらいいのかが分からなくてちょっと混乱するような。
となるとやっぱり気になるのは今の若い人がどう思うのか。ノスタルジー抜きにして楽しめるのかどうか。それともやっぱり『EGGコンソール』はオッサンのためのものなのか。気になりますね。
まぁそんなこと言ったって、購入するのはほとんどオッサンなんでしょうねぇ。