Xでたまたまみつけた『play a catch?』というゲームが良すぎました。
これ、本当に楽しい!
オンラインで見知らぬ相手とキャッチボールをするだけのゲームですが、大げさでなく本当にキャッチボールをしてる感覚になります。
キャッチボールの全てが詰まっている『play a catch?』
Xで話題になっていたのでご存知の方ももう多いとは思いますが、『play a catch?』はキャッチボールをするゲームです。
本当にただそれだけです。投げられたボールをキャッチする、それをまた投げかえす、それをくりかえすだけ。本当にキャッチボールだけ。
キャッチボールと言えば、「人と人とのつながり」であり、それゆえにぼくは息子とのキャッチボールを大事にしていました。
この『play a catch?』はその「つながり」がちゃんと感じられるのがスゴい。キャッチボールのすべてが詰まっているといっても過言ではありません。
相手あってのキャッチボール
キャッチボールは、ひとりではできません。相手が必要です。
昔、キャッチボールをしようとグローブとボールを持って公園に行ったら友だちがひとりもおらず、友だちが来るまでひたすら待ったことのある人もオッサンには多いでしょうけども、オンラインで相手を待ってる間、あの待っている時間の感覚がよみがえります。
ちなみに、待っている間もキャラクタを操作できます。だから、ヒマつぶしにボールを上に投げてフライキャッチもできるし、投げたボールを自分で追いかけていくこともできます。そんなことをしながら「早く誰か来ないかな?」なんて考えていると、少年のころに戻ってしまうじゃないですか。
つまり、キャッチボールをする前の時間も、完全に再現されているってことです。
本当に投げているような操作感
他人と遊ぶからってだけではなく、その操作感覚もキャッチボールの再現に一役買っています。
グローブをマウスで操作して左ボタンでキャッチ、左ボタンを離したらボールを離すのですが、マウスを動かして方向と強さを決めて投げると本当に腕を振っているような感覚になります。この感覚は、従来のゲームのように「ボタンを押して投げる」っていう操作だと絶対に得られない感覚でしょう。
また、ジャンプキャッチやスライディングキャッチも出来ます。そのとき、キャラクタが口を開けて楽しそうにするのですが、そういう細かい演出もまた、キャッチボールの楽しさの再現のひとつでしょう。
雰囲気も再現されている
キャッチボールをした、というと今となっては一定以上の年齢の男性の方すなわちぼくのようなオッサンが多いと思います。キャッチボールというと「ガキの頃の思い出」と直結する人がほとんどでしょう。つまり、キャッチボールはノスタルジー。
そしてこの『play a catch?』はそんなノスタルジーをビンビンさせてくれます。
河川敷というシチュエーション、質素ながら細かく描かれた背景、透明感のあるBGM、エモいオープニング、手書きの文字など、その全てがなんだか懐かしいのです。
その全てを駆使してキャッチボールの素朴さ、あたたかみ、嬉しさ、楽しさを再現している、それこそがこの『play a catch?』なのです。
最後に
というわけで30分ほど無心でプレイしてしまいました。相手をしてくれた方、ありがとうございました。
「たまにはキャッチボールでもして発散を」と思っても、ボール遊び禁止の公園ばっかりでキャッチボールなんて今となってはどこでやりゃいいんだと嘆くしかない昨今、このゲームでキャッチボール欲を満たすしかない。オッサンはプレイして懐かしもう、そして泣こう。いや、プレイしたらマジで泣けてくるよこれ。
あ、もちろん若者も。キャッチボールの記憶があってもなくても、その素晴らしさは堪能できるでしょう。
こんなにステキなゲームを提供してくれているすいでんさんに感謝!