みなさんは温泉卵のことをラジウム玉子って言いますか?言わないよねぇ。ウチのカミさんは言うんです。「えっラジウム玉子って標準語じゃないの?」って勢いで言う。
最初に聞いたときは「?」と思いつつ雰囲気で温泉卵だってわかったから「温泉卵でしょ?」って聞いたら「違うよ温泉卵じゃないよラジウム玉子だよ」って言いやがった。
今じゃすっかりカミさんの実家(福島)に行ったときには普通に食べてますけども。「ラジウム玉子ある?」みたいな調子で。
しかし、ここで思考停止してはいかんので一回調べたことがあります。そのときの記録がこのたびPCの奥底から発掘されたので、新たに色々追加しつつ、ここに書いちゃいます。
ラジウム玉子って?
福島県福島市の飯坂温泉の温泉卵は、この温泉で日本で初めてラジウムの存在が確認されたことに因み、ラジウム玉子(ラヂウム玉子)と呼ばれる。山形県米沢市の小野川温泉でも、温泉にラジウムを含むことから、ラジウム玉子と呼ばれている。温泉街には、2つのラジウム玉子製造湯舟があり、ラジウム玉子つくり体験もできる。小野川温泉では、約80度の源泉を満たした湯船でラジウム玉子を作る。いずれも、土産物として人気がある。
引用元:温泉卵 - Wikipedia
ああなるほど。カミさんの実家で出てくるラジウム玉子は飯坂温泉のそれだったのか。なんか山形のほうが文字数多くかかれてますけど、カミさんの実家のほうの方々の話を聞くと元祖は飯坂らしいっすよ(どっちでもいい)。
ちなみに土産物としても売られていますが、普通にスーパーに売られてて割とみんな普通に買ってたりします。
(画像掲載元:食べログ)
また、こんな記述もあります。
キュリー夫妻によるラジウム発見後、東京帝国大学医学生、真鍋嘉一郎氏により、日本で初めて「ラジウム」の存在を飯坂の温泉に確認し、その結果を学会に発表し、センセーションを巻き起こしました。 このように日本近代科学史の第一歩を刻んだ飯坂温泉ではこれを機に温泉玉子をラジウム玉子として売り出しました。
ほう。センセーションを。巻き起こし。ほう。
それはともかく、日本で初めてラジウムが見つかったのが飯坂の温泉だというのは間違いなさそうです。そりゃ、PRに使わない手はありませんよね。
ラジウム玉子はウマい
そんなこんなで、ぼくにとってはカミさんと付き合うようになってからいきなり身近になったラジウム玉子です。今回カミさんの実家に行った時ももちろんいただきました。
飯坂温泉のラジウム玉子は黄身の味が濃厚な気がするし、ゼリー状になった白身も食感が良い気がするし、やっぱり他の温泉卵と違う気がします。アツアツのご飯にのっけて専用のたれをかけてハフハフかき込むともう他の温泉卵は食べられない!なんて気がします。
あ、今思いついたけどチキンラーメンにのせると超絶ウマい気がする!
あ、正解じゃないや(笑)
最後に
ところで。
前述しましたが、どうもラジウム玉子に親しんでる人はラジウム玉子と温泉卵を区別したがる気がします。作る工程とか考えるとラジウム温泉卵の一種と考えた方が自然だと思いますけど。
と思ったら…。
あっ!「大きい卵の温泉玉子」とか書いたある!
さらに、もうなくなってしまったサイトページのスクショを奇跡的に残してたのですが、こんなのもあります。
むっちゃラジウム玉子のあとに(温泉卵)って書いたあるやん(笑)
どうやら全国的に売ろうってときは温泉卵であることもお知らせするみたいですね。素晴らしい親切心と商魂。いいことです。
ではまた。
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