1983年にT&Eソフトより発売された『惑星メフィウス』から始まったアドベンチャーゲーム3部作「スターアーサー伝説」シリーズ。
この伝説のスペースオペラが、オーディオドラマとしてよみがえります。
タイトルは、『レトロPCゲーム サウンドドラマアンソロジーVol.1 ~T&E ソフト編~ オーディオシネマ スターアーサー伝説』。
えっ!?ナニソレ!?ってなりますよね。
「スターアーサー伝説」とは
1980年代前半の日本のPCゲーム市場にはまだあまりRPGは出回ってなくて、ユーザーはアドベンチャーゲームを漁っては遊んでいました。
そんな中、1983年に発売された『惑星メフィウス』により「スターアーサー伝説」が始まり、その後1984年に第2作『暗黒星雲』、1985年に『テラ4001』が発売されシリーズは完結しました。
ぼくにとっては、『惑星メフィウス』で独特なコマンド入力に感心したり、『暗黒星雲』ではなぜかアクションゲームを遊ばされたりして印象深いゲームです。第3作『テラ4001』はなぜかPC-6001mkIIシリーズとFM-7シリーズのみでしか発売されなかったため、88SRユーザーだったぼくは残念ながら未プレイです。
うわぁ懐かしい。こうやってみると、やっぱり『テラ4001』も遊んでみたかったですね。アドベンチャーなのにRPGのように体力とか集中力とかのパラメータがあってこれらの数値によってはコマンドを受け付けなくなったりしてたそうな。
いずれにせよ、「スターアーサー伝説」シリーズは間違いなく名作シリーズです。
オーディオドラマ化された「スターアーサー伝説」
そんな「スターアーサー伝説」がオーディオドラマとなるとのこと。しかも豪華声優陣で。
ビックリしましたね。
もうすでに予約も始まっています。
なんか、特典でFM‐7版の三部作が付いてて遊べちゃうそうですよ!すげぇ!
あらすじ
ドラマのあらすじは、こんなカンジ。
宇宙歴3826年――銀河連邦は外宇宙からの敵、ジャミルと呼ばれる勢力との交戦中であった。そんななか、主人公スターアーサー・ミルバック(CV.保志総一朗)は亡き父の遺志を継ぎ、ジャミルを倒す可能性を秘めた伝説の剣“レイ・ソード”を探す旅に出る。
仲間の協力により困難を乗り越え、ついに惑星メフィウスでレイ・ソードを手に入れたスターアーサー。しかし、そこに謎のホログラムが現れ、その力はまだ完全なものではないと告げる。レイ・ソードの真の力を解放するために暗黒星雲に向かったスターアーサーは、ジャミル皇帝カセリア(CV.堀内賢雄)と出会う。激闘の末、カセリアは逃亡。スターアーサーは彼を追い、ジャミルの総本部である惑星テラを目指す。
惑星テラでスターアーサーたちを待ち受けていたのは、ジャミルと彼らを操るマザーと呼ばれる超AIの存在であった。そしてマザーから明かされる驚愕の真実。スターアーサーは、すべてに決着を付けるため、レイ・ソードを手にカセリアとの最後の決戦に挑む――。
そのまんま!ゲームそのまんま!素晴らしい。余計なことをしてくれると興醒めしてしまいますからね。良かったです。
豪華声優陣
そして、豪華豪華と言われている声優陣が以下のとおり。
スターアーサー 保志総一朗
カセリア 堀内賢雄
ドロシー 島本須美
謎の男 飛田展男
ルナ 行成とあ
クレア 羽飼まり
テス 千葉一伸
ボブ 吉岡琳吾
アントニオ 八幡諒
ゴンダー 武田幸史
ぼくは声優さんには疎いんですが、もちろん堀内賢雄さんや島本須美さんは知ってますよ。そして、飛田展男さんはカミーユで丸尾くんの人ですよね。
うん、豪華です!
特典!
そして、『レトロPCゲーム サウンドドラマアンソロジーVol.1 ~T&E ソフト編~ オーディオシネマ スターアーサー伝説』には特典が2つあります。
ゲームとマンガ。
特典1: FM-7版スターアーサー伝説3部作
オーディオドラマの原作である「スターアーサー伝説」シリーズのFM-7版がWindowsでプレイ可能なデータとして収録されます。
未プレイの人も、これでスター・ウォーズやアーサー王伝説に影響を受けた名作アドベンチャーゲームを遊ぶことができます。
是非とも、体験せよ!
特典2:付属コミック スターアーサー伝説Prologue
チャンピオンRED 2023年11月号にて掲載された「レトロPCゲーム アンソロジー スターアーサー伝説Prologue」というコミックが付属特典コミックとして収録されます。
つまりは、今回のオーディオドラマの前日譚。幼き日のスターアーサーとの家族の絆と成長の物語だそうです。
描いているのは、人気漫画家の垣野内成美先生です。
最後に
とりあえず、何かスゴイですね。個人的には遊んでない『テラ4001』が遊べるなら購入必須かな~とか思ってます。
それにしても、往年のアドベンチャーゲームをオーディオドラマ化するのは面白いですね。どんどん名作をドラマ化してもらいたいです。『タイムトンネル』とか『マンハッタン・レクイエム』とかを、是非。