ブラザー工業のサイト内に、突如『ソフトベンダーTAKERU』が登場しました!
すごい!TAKERUだ!
なぜ!?急に!?今ごろ!?
『ソフトベンダーTAKERU』とは
といっても、今これを読んでいる大半の人はTAKERUといったって知らないでしょう。
ソフトベンダーTAKERU(武尊)は、簡単に言うとパソコンソフトの自動販売機です。1986年から1997年まで稼働してました。欲しいソフトを選んで画面の指示に従って行けばフロッピディスクにデータが書き込まれる仕組みで、主にゲームソフトの普及に一役買ってましたね。買ってましたか?
なんてことは実はぼくも以前書いてます。
遠くの電気屋やパソコンショップにPCゲームソフトをわざわざ買いにいっていた時代、それよりも近くにTAKERUが設置されたときはありがたかったですね。そうでなくても、TAKERU専用のソフトなんてのもあったのでTAKERUは重宝したわけですけども。その最たるものが『ソーサリアン』のシナリオディスクでしょうね。
しかし、何と言ってもTAKERU専用といえば『ソーサリアン』の追加シナリオディスクでしょう。『ソーサリアン』はシステムディスクとシナリオディスクが完全に分離していて、シナリオディスクを挿し替えるだけで同じキャラを使って様々な冒険に出れたのですが、そのシナリオディスクのみをTAKERUで販売してたんですね。
そして、このTAKERU自体は採算が合わずサービスが無くなってしまったわけですが、世の中に通信カラオケを遺しただけでもその存在には価値があったと言っていいでしょう。
ブラザー工業グループのエクシングが提供する『JOYSOUND』は、初期の頃はこのTAKERUを中継サーバーと使っていたのです。昼はソフトの通信販売、夜はカラオケの中継サーバーとフル稼働していたんですね、TAKERUは。ちなみに、1台のTAKERUで300台のJOY SOUNDをカバーしていたそうですよ。スゴいですね。
『ソフトベンダーTAKERU』特設ページに訪れた
そんな『TAKERU』の特設ページができたっていうわけですから、ぼくも急いで見てきました。
(画像:「ソフトベンダーTAKERU|ブラザーブランドストーリー|ブラザー」より)
そこには、なんだかノスタルジックな光景が広がっていましたね。TAKERUが登場した時代背景、ソフト供給の仕組み、そしてカラオケのこと、さらに(ぼくにとって)メインの「TAKERUの時代のゲームソフト」が順番に書かれていました。
やっぱり『ソーサリアン』のシナリオディスクは外せないんですな。そして、「そうだったそうだった」と思わず言っちゃいましたが、TAKERU専用ソフトの『マデリーン』のことも書いてますよ。懐かしい。
ちなみにこのゲームの項はゲーム保存協会が寄稿しているとのこと。さすが。
ブラザー工業様の公式サイト、ブランドストーリーに「ソフトベンダーTAKERU」の特設サイトが公開されました!https://t.co/9VOpethWS8
— ゲーム保存協会 💾 GPS (@gamepres) July 19, 2022
ブラザー工業様は当協会を応援している協賛企業です。当協会からも同時代のゲームソフトについての解説を寄稿させていただきましたので、ぜひご覧ください。
最後に
というわけで、当時TAKERUを利用していた人は是非見てみてください。とにかく懐かしがれるのでオススメです。
しっかし、ホント何で今ごろなんだろうブラザーさん。もしかして、……復活?そんなわけないか。