元ログイン編集部の高橋ピョン太さんと忍者増田さんのうろ覚えトーク番組「ログプラスワン」で、「死ぬまでに遊びたいオススメゲーム5選」という企画をやってました。
ピョン太さんと増田さん、それぞれが“らしい”5本を挙げてて楽しかったので、ぼくもやってみたい。
死ぬまでに遊びたいゲーム5選
まずお二方のトークをどうぞ。
髙橋ピョン太さんから。
ピョン太さんは『ヘッドオン』、『FANFAN』、『ダンジョンマスター』、『ROOMMANIA#203』、『ぼくの夏休み』の5本。
『ヘッドオン』と『FANFAN』はなるほどピョン太さんらしいなぁというところですね。
続いて忍者増田さん。
増田さんはシリーズで挙げていて『サカつく』シリーズ、『キャプテン翼』シリーズ、『トモダチコレクション 新生活』、『いただきストリート』シリーズ、『カセキホリダー』シリーズ。
増田さんはもちろん『ウィザードリィ』入れるでしょ!と思ってたんですが、冒頭で言っている通り『ウィザードリィ』と『ポケモン』と『ロードランナー』は「ログプラスワン」の中で語りつくしているので除外しているそうです。なるほど。
死ぬまでに遊びたいオススメゲーム5選≪コバヤシマサキ編≫
で、これらの動画を見てると「ぼくだってやりたい!5本挙げたい!」と思ってしまいました。なのでやります。
実は、ピョン太さんの動画を見てから絶対やる!と思って「ぼくならどれを挙げるだろう…」とジックリ考えてたんですよね。考えてるうちに増田さんのほうも公開されたんですが、そこでぼくが考えていた『キャプテン翼』と『いただきストリート』が被っちゃってました。なんてこった!
それからまたウンウンうなって考えました。一応、選出条件として「自分が衝撃を受けた」「絶対また遊びたい」「人にも遊んでもらいたい」という3つを掲げ、ついに5本厳選することができました。
それでは、ぼくの場合の「死ぬまでに遊びたいオススメゲーム5選」をどうぞ!
ベストプレープロ野球
まず最初に挙げるゲームは、野球シミュレーション『ベストプレープロ野球』です。
選手を操作するのではなく、監督として試合で采配を振るいペナントレース制覇を目指すゲームです(球団運営の要素はありません)。そのスゴさについては昔すでに書いてますが、納得のいくボールの軌道、かならずしもデータ通りにならない成績、今まで登場した野球ゲームの中でここがちゃんとできてるのは『ベストプレープロ野球』だけだと思ってます。ていうか、『ベスプレ』だけだと断言してもいいくらい。
まず第一に、試合の時のボールの軌道が挙げられます。この処理はプログラム的に複雑怪奇で難しいらしいのですが、見てて一番納得いくのはやっぱり『ベスプレ』です。ひどいゲームになると、内部でアウトと処理してても画面上は明らかにセーフのタイミングで、でもアウトって処理されてて野手が送球を待ったりするのもあります。まったくひどい。『ベスプレ』は見ててそういうことは無い。
最強データを持つ選手も、不本意な、まったく不本意なシーズンを送ることもあるんです。逆に、能力の低い選手が大爆発するシーズンがあったりもします。それでも、何回もペナントを走らせると、平均して納得のいく数字を残します。この辺、まったく素晴らしい。
また、選手エディットがまったく自由でいつでも最新版のしかも自分が納得できるデータで遊べるのも素晴らしい。そうなると全部Sのスーパーマンだらけのチームを作ったりするんですが、すぐに飽きちゃいますよ。そして、スーパーマンでも不振に陥る選手が出ちゃう素晴らしさよ。
風来のシレン
次に挙げるのは今もシリーズが続いているローグライク『風来のシレン』です。本当はその源流である『ローグ』こそ5本に入れようと思ったんですけども、ここは『風来のシレン』を。
『ローグ』というゲームはコンピュータRPGの祖と言っていいゲームなんですが、そのゲームシステムは完成されていて揺るぎありません。究極のゲームシステム。なのでのちに亜流がたくさん出てきて「ローグライク」というジャンルができてもシステム自体は全然変わってきませんでした。ところが日本においてチュンソフトより『トルネコの大冒険』がリリースされ、『ローグ』のめんどくさい操作がスーパーファミコンのコントローラに落とし込んだのは素晴らしいことでした。これによってローグライクゲームは日本で一般化したと言っていいでしょう。
そして『風来のシレン』の登場。新たに「壺」というアイテムが出てきて装備品の合成ができるようになりました。今まで運任せで拾うしかなかった強力な装備品を自分で作り出すことができる。これにより自分だけの武器盾を求めて本家『ローグ』よりもやり込むと止まらないことになりました。素晴らしい。
「壺」の登場によりアイテム合成が可能になり、『ローグ』が日本においてより素晴らしいゲームに発展した。その頂点にあるのが『風来のシレン』なのです。
維新の嵐
さて、次に『維新の嵐』を上げましょう。16bit版と8bit版両方です。光栄(現コーエーテクモゲームス)より発売された幕末を扱ったシミュレーションゲームで、プレイヤーは坂本龍馬や西郷隆盛になって思想による日本統一を目指します。最初にPC9801でリリースされた16bit版とのちにPC8801で登場し色々な機種に移植された8bit版はシステムは若干違いますがやることは一緒です。
そしてこの『維新の嵐』は、ぼくにとって実に思い出深いゲームなのです。初めて徹夜してやったゲーム。
当時高校生だったぼくは、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで幕末にドハマりしていました。そんなときに光栄から『維新の嵐』という幕末を扱ったシミュレーションがリリースされたのです。9801で。幕末好きになっていた歴史シミュレーション好きの光栄信者でPC8801markⅡSRユーザーだったぼくとしては「何でだよ!」となって絶望しました。親父に「98買って」と頼んでも却下され、諦めかけたときに88でのリリースが決まり、狂喜乱舞したぼくは当時の現金書留を使った通販を利用し発売日にゲット、徹夜して遊んだ、ということですね。
最初は幕末をどうやってゲーム化するのかって思ってたんですが、さすが光栄、説得で仲間を増やして影響力を強めていくとは考えたなぁ、というカンジです。『信長の野望』のような戦国時代を扱ってただただ戦争する歴史シミュレーションとは一味違うので遊んでみる価値はあるかと思います。
ソーサリアン
4番目に挙げるのは、『ソーサリアン』です。
日本ファルコム制のサイドビュー横スクロールのアクションRPGですが、ファルコム嫌いのぼくもかなりハマって「面白い!」と言ってましたね。
『ソーサリアン』ひとつ買えばたくさんのシナリオを遊べたのが特徴で、それぞれのシナリオもコンパクトながら良く出来たものが多かった。キャラクタも複数作ることができ、冒険に出ていないキャラクタは農民や傭兵などで働いてそれでもわずかながらパラメータが上がったりしてました。
また、そのシナリオとシステムは完全にディスクが分けられていて、数多くのシナリオ集が発売されたのも素晴らしかった。ソフトの自動販売機『TAKERU』でシナリオ集を購入した人も多いんじゃないでしょうか。
そしてやっぱり、『ソーサリアン』といえばBGMが良いんだなぁ。さすが古代祐三さんだ!
メタルギア
さて、最後にご紹介するのは『メタルギア』。
PSからこっち『メタルギア・ソリッド』のシリーズのほうが有名になってしまいましたが、これは1987年にMSX2で発売された初代のほうです。
今ではシリーズも人気で「ステルスアクション」というのもお馴染みになりましたが、当時は「なるべく戦闘を回避して前に進んでいく」というのがとにかく新鮮で、まるで映画の主人公になったような気分で監視カメラの視界を避けてジリジリと進みつつプレイしてましたね。ダンボールサイコー!
MSXを持っていた友人の家でチョコチョコ遊んでたんですが、のちにファミコンに移植されて即購入した思い出深い一品です。
最後に
というわけで、いかがでしょうかこの5本。
ついでに、最後まで入れるかどうか迷ったタイトルも書いておくと、『ゼビウス』、『ハイドライド』、『パックランド』、『ルナティックドーン2』、『フロンティアユニヴァース』、『迷宮組曲』、『ジャンピングフラッシュ』、『ネヴァーウィンターナイツ』あたり。5本に絞るというのはやっぱりかなり厳しく、その時の気分や状況で変わってくることもありそうですね。
さて、アナタが選ぶ5本も是非知りたいなぁ!誰か書いてほしい。よく考えたらパクり企画ではありますけれど。