懐かしいパソコンゲーム、『ソーサリアン』。
あの頃、パソコンでゲームしていた人たちは、ほとんどもれなくプレイしていたんじゃないでしょうか。ファルコム嫌いのぼくですら夢中に遊んでいたほどですから(『ソーサリアン』は日本ファルコムのゲーム)。
シナリオディスクが独立していて、同じキャラクタを使って色んな冒険に出ることが出来たのが大きな特徴でシナリオ集も数多く発売された、伝説のゲームです。
このゲームについてはいずれガッツリと書きたいと思っていますが、そんな『ソーサリアン』、実は2017年の12月で30周年を迎えました。
『SORCERIAN Text』
で、このたび『ソーサリアン』30周年に寄せて『SORCERIAN Text』というサービスがリリースされているのを発見しました。
【祝】ソーサリアン 30周年に寄せて、Nextチームからは、ゲームブック版ソーサリアンこと「SORCERIAN Text」リリースじゃ。Scenario 01「新・消えた王さまの杖」を皮切りとして、3か月かけて追加シナも続々リリース予定ゆえ、お楽しみ戴ければ幸いぞよ。https://t.co/8zrnGvAgX7 #falcom pic.twitter.com/YFlRA0MfMQ
— ソーサリアン Next (@snext1220) 2017年12月19日
なんと!『ソーサリアン』をゲームブックで楽しめるサービスのようです。
ちなみに、『ソーサリアン Next』とは2013年4月1日に登場したエイプリルフールネタです。
【速報】四半世紀ぶりのシステムからの刷新。開発キット、クラウド環境を備えて、各種プラットフォーム同時展開の「 ソーサリアン Next」ティザーサイト、本日オープン!新シナリオ、イベント、スクショなどを一挙公開だ!http://t.co/zVQsbWQiNq #snext
— ソーサリアン Next (@snext1220) 2013年3月31日
ぼくも盛大に引っかかって当時運営していたパソコンゲームのブログで大騒ぎしてました。だって『メイクリアン』とかいって自分でシナリオ作れるとか書いてたんですもん。チクショー。
それはさておき、今回はNextじゃなくてText。一体『ソーサリアン Text』とはなんぞや?というわけで恐る恐るサイトを見てみました。今回も嘘ネタだったらショックなので、ホントに恐る恐る…。
「ソーサリアンText」(略称:SText)は、ソーサリアンの世界を古典的なゲームブックの形式で再現しようという試み。新世代言語SGML(Sorcerian Gamebook Markup Language)を採用し、自ら創造した世界(シナリオ)を即座に、かつ、無限に公開できるプラットフォームが特徴だ。
標準提供される基本シナリオ5本に加えて、今後も順次追加シナリオを公開予定。開発者マニュアルも完備しているので、「我も」という誉れ高き勇者は自作シナリオを以下の要領で投稿してほしい。
来たれ、ソーサリアン、無限の冒険譚へ…!
ブラウザー上で動作するオンライン版ゲームブックです。
クラシカルなゲームブックと同じく、テキストを読みながら、次の行動を決めて、ダイスを振って、冒険を進めてください。
主にChromeで動作検証していますが、他のブラウザーでも基本は遊べるはずです(不具合報告はページ末尾の問い合わせでお願いします)。
これは、ガチや。ホンマに『ソーサリアン』をゲームブック形式でブラウザで遊べるんやで。すげぇ。
『SORCERIAN Text』で遊んでみた
ちなみに現在、「新・消えた王様の杖」というシナリオの前編だけ公開されています。
消えた王様の杖!『ソーサリアン』でみんなが一番最初に遊んだであろうシナリオですね。
「新・消えた王様の杖」で遊んでみる
「冒険に出発する」というボタンを押したら開始です。一番最初はこんな場面。
いいね!いいね!テキストがもうゲームブックっぽい。
ここでステータスのアイコンを押すか、画面を右クリックするとステータス画面が現れます。ちなみに、キャラクタは自動で作成されるみたい。
今回は爺さんウィザードか。うーむ、ゴリゴリのファイターが良かったんだけどな。まぁ、仕方がないのでテキストを読み進めていくと、一番最初の選択肢。
さて、どうしよう…?とか言って数分考えました。こうやってフムーと迷うのがゲームブックの醍醐味!
そして、ぼくがどうしたかはネタバレになるので書きません(笑)
ネタバレせずに冒険を進めていくと、『ソーサリアン』っぽい挿絵も出てきました。いいね!いいね!
なんてことを繰り返しつつ、なんとかシナリオをクリアしましたとさ。
感想
いやホント、普通にゲームブックでした。ちょっと『ソーサリアン』の知識が必要なゲームブック。
せっかくPCで遊んでるのに、ステータスの増減なども全部手入力です。なので、戦闘のダメージもダイスを振って計算式に当てはめて出た数値を自分で引く、みたいな。
ということは、あの頃やっていた「ダメージ受けてもHP書きかえないでズンズン進むもんねー!」という無敵プレイ(ズル)も出来ちゃうんですね。あえてそうしたのが逆にスゴいなぁと思ったり思わなかったり。
懐かしいゲームブックを懐かしい『ソーサリアン』で遊びたい人にはオススメできますね。
最期に
しかし、『ソーサリアン』30周年の2017年にこんなカタチで『ソーサリアン』に再会できるとは思ってもいませんでした。
『SORCERIAN Text』の運営さんホントにありがとう!
まだシナリオが1つしかないので、今後シナリオが充実することを期待しましょうっていうか、開発者向けのマニュアルもあってシナリオを自作できるんだった!
これは…?やるしか…?