コバろぐ

社会人ブロガー頑張る

マーティ・キーナート『愛すべき助っ人たち』はプロ野球外国人選手好きにはバイブルです

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

★Kindle本は安く買おう→【お買い得】現在進行形のKindleセール情報!【随時更新】


ぼくは野球が好きで、よってプロ野球も好んで観てるわけですが、昔っから外国人選手が大好きなんです。彼らのケタ違いのパワーはやっぱり見るものを魅了しますよね。

そんな愛すべき“助っ人”外国人選手のことを列伝風に書いた書物は数あれど、ぼくにとってその中で一番面白いのがマーティ・キーナートさんが書いた『愛すべき助っ人たち』です。

最近また読み返してやっぱり面白かったので紹介いたします。

愛すべき助っ人たち
(画像掲載元:愛すべき助っ人たち | マーティ キーナート, Kuehnert, Marty |本 | 通販 | Amazon

愛すべき助っ人たち

著者マーティ・キーナート

この『愛すべき助っ人たち』はマーティ・キーナートさんが書いてるんですが、知ってます?マーティ・キーナート。

関西の野球ファンの方は知っている人は多いのではないでしょうか。ぼくがまだ大阪にいた頃はちょくちょくテレビで見てましたし、サンテレビでは阪神タイガース中継で解説すらしてましたからね。埼玉に来てからはとんと見ておりませんが。この人の野球解説、けっこう好きなんですよね。

みなさんにもわかるかもしれない話題としては、東北楽天イーグルスの初代GMとかやったりしてた、あの人です。

で、『愛すべき助っ人たち』は、マーティ・キーナートさんがセ・パ両リーグからベストナインという形でチョイスした選手たちの近況や、現役時のエピソードなどをインタビューを交えて紹介しているというわけです。

収録されている助っ人たち

ベストナインという形をとるとどうしてもあぶれる選手たちがでてくるのであんまり好きな形式ではないんですけども、まぁわかりやすいっちゃあわかりやすい。

というわけで、収録されている選手はこちら。

ジーン・バッキー

エイドリアン・ギャレット

ランディ・バース

ロバート・ローズ

トーマス・オマリー

ジョン・シピン

与那嶺 要

ウォーレン・クロマティ

チャーリー・マニエル

ジョー・スタンカ

レオン・リー

ブーマー・ウェルズ

ボビー・マルカーノ

スティーブ・オンティベロス

ダリル・スペンサー

レロン・リー

ラルフ・ブライアント

ジョージ・アルトマン

オレステス・デストラーデ

なかなかのラインナップで文句のないベストナインと言えますが、特に一塁手や三塁手は昔から助っ人に頼るところが多いポジションなのでやっぱりあぶれてる選手はいますよねぇ。

「信じられない」を伝えたい書籍なのかもしれない

『愛すべき助っ人たち』には、とにかく彼らについての記述がこれでもか!とあるワケです。その中で、誰が読んでも気になるであろうことがあります。

それは、日本球団の、彼らに対する“仕打ち”です。

桁外れのパワーで大活躍する彼らは、年俸がすぐに跳ね上がるし、年齢も高い(最近はそうとも言えなくなってきてますが、掲載されている助っ人たちのころはそんなカンジでした)。

そこで球団は、アレコレ理由にならない理由をつけて、彼らが不要となったら一方的に解雇してきたのです。日本球界には、その歴史が間違いなくあります。その例が、実に多い。

この本のなかにも、そうやって引退に追い込まれた選手が何人もいます。

読んでいると、そういう仕打ちに対して何回も「信じられない」という言葉が出てくるのですが、何というか日本人として申し訳なくなってきますね。

もしかして、マーティ・キーナートはこれを言おうとしてこの本を著したのではなかろうか、とも思えてしまいます。

収録してほしい助っ人たち

ところで、ベストナインという形式上、選考から漏れてしまった助っ人たちも多数いるのですが、彼らについて今後、書いてくれないものでしょうかね。キーナートさんはもうだいぶお年を召していらっしゃいますけども…。

ホーナーとかポンセとかオグリビーとかゲーリーとか郭源治とかパリッシュとかフィルダーとかキーオとかブロスとかグロスとかウィンタースとかアニマルとかパチョレックとかランスとかバナザードとかモッカとかテリーとかバニスターとかサンチェとかフランコとかロードンとかアップショーとかモスビーとか郭泰源とかソレイタとかガルベスとかレイノルズとかブリューワとかアドゥチ(え?)とかグリーンウェル(ええ?)とかアイケルバーガー(えええ?)とか、ガンガン書いていただきたい、とか思うのです。

よろしくお願いします!

最後に

というわけで、ただただ「外国人選手スゲースゲー」というだけではなく、裏事情もしっかり書いてくれているという点において、『愛すべき助っ人たち』はプロ野球の助っ人外国人が好きな方にはバイブルとなり得る本ですので、そんな方は是非どうぞ。