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「春夏冬二升五合」はどう読むの?

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営業なので、車で移動することが多いです。

先日、前を走っているトラックの後ろに「春夏冬二升五合」と書かれていました。これ、たまーに見るんですよね。

で、そのときに隣の若い同僚が言いました。

「なにあれ?秋がない。間違ってる」

は?あれはあれで合ってるけど?仮に秋が入ったとしてどう読むつもり?

「えええ?分かりません」

ボーッと生きてんじゃねえよ!(『チコちゃんに叱られる』風)

でもまぁ、知らないのも無理はないのかも知れません。帰ってからウチの子供らに聞いてみましたけど、やっぱり知りませんでした。

「春夏冬二升五合」の読み方

「春夏冬二升五合」、これトラックの他に、たとえば小料理屋とか居酒屋で紙に書いて貼られてたりしてます。

これを一体どう読むのか、ですが、「春夏冬」「二升」「五合」の3つに分けて考えます。

まず「春夏冬」これは四季のうち秋がないので「あきない」と読みます。「二升」はマスが2つで「ますます」、「五合」は一升(いっしょう)の半分なので「はんじょう」と読みます。

つまり「春夏冬二升五合」は「あきないますますはんじょう」と読む。

商い益々繁盛。

商売がうまくいくように祈願して書かれているわけですね。

一斗二升五合

同じようなもので、「一斗二升五合」と書かれているのを見たことがある人もいるかと思います。

「二升五合」の部分は同じように「ますますはんじょう」と読むわけですが、じゃあ「一斗」は何と読めばいいのでしょう。

実は、一斗は五升(ごしょう)の倍なんです。なので「一斗」は「ごしょうばい」と読んじゃいます。

つまり「一斗二升五合」は「ごしょうばいますますはんじょう」。

ご商売益々繁盛、というわけです。

量る単位で統一しているので、恐らくはこっちのほうが先に言われてたんじゃないでしょうか。

判じ物

このように、文字や絵の中に別の意味をあてて判じさせるものを判じ物と言います。絵のやつは判じ絵とも言いますね。

要はなぞなぞなんですけども、江戸時代の戯作者を中心に流行したそうです。江戸の町人ってこういうの好きですよね~。洒落てる。

こういう「生活を楽しもう」と思うところから生まれる、江戸っ子の遊び心がぼくは好きですし、無くさないように引き継いでいきたいものだと思います。

最後に

というわけで。

「春夏冬二升五合」は「春夏冬」=あきない、「二升」=ますます、「五合」=はんじょう、で「商い益々繁盛」と読みます。

みなさんがこの「春夏冬二升五合」を見かけたときに、隣にこのことを知らない人がいれば、是非ドヤ顔で教えてあげてください。