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政治は悪人にやって欲しい

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例えば、目の前に善人と悪人が居るとして、あなたはどちらに総理大臣をやってほしいですか?

ぼくの場合、断然悪人です。しかも一流の。

「え?悪人に政治を任せるなんて正気の沙汰?」って思われるかもしれませんが、ぼくに言わせれば「え?善人に政治を任せるなんて正気の沙汰?」です。

一流の悪人に政治をやって欲しい

なぜ政治を悪人にやって欲しいかと言いますと、仕事ってのは自分が稼ぐためにやるからです。そしてそれは政治家とて例外ではない。

ところが、国を運営する人に民衆が期待することは清廉潔白であること。政治をするからにはその人は聖人であって欲しいのです。裏で悪いことして私腹を肥やすなんてとんでもない!というわけです。

どうも、民衆は政治家に自己犠牲を強いる。

しかし、政治とて仕事です。大変な仕事です。ハッキリ言って、いくらもらっても割に合わない。だから立場を利用して私腹を肥やしたいのです。だって、前述のように仕事ってのは自分が稼ぐためにやるから。

そして、一流の悪人は民衆に善人ヅラしながら裏で私腹を肥やすことができます。「わたし、自分を犠牲にして皆さんのために頑張ってます」としゃあしゃあと言いながら自分は裏でその立場を利用してカネを手に入れる。民衆を騙して。愚民は騙されていることすら気づいていない。ただし、仕事はシッカリやる。民衆を騙すために。

一流以外の悪人はそうはいかない。日本の政治家はこれが多いですが、悪人が悪人ヅラして悪いことしてるからいくら仕事をしても叩かれる。「悪い奴が聖人じゃないとダメな立場になってカネをゲットしてる」って言うんです民衆は。本当はちゃんと仕事してたらそんなことどうでもいいのに「ズルい」と言う。そうなると仕事ができなくなる。本当は仕事さえちゃんとしてればそれでいいのに「ズルい」というくだらない観点で民衆が判断するからダメになる。

ちゃんと騙してくれる一流の悪人じゃないといけないのはそういうことです。どうせ悪い人間が自分が稼ぐためにやってるんだから、だったらちゃんと政治してくれるなら騙されたほうがいいでしょう?

善人に政治はできない

嘘!政治は善人がやったほうがいいに決まってる!なんていう人は、その人も相当善人ですね。しかし、そんなんじゃ政治なんてできません。

なぜかというと、善人は自分の正しさゆえに民衆の気持ちなどこれっぽっちもわからないからです。なんせ正しいのは自分ですから、現状に合おうが合うまいが、民衆が困ろうが貧乏になろうが自殺しようが、そんなのは「あいつが悪い」で片づけてしまうでしょう。悪人は相手を騙すために相手のことを知ろうとしますが、善人にはそんな芸はできません。

一流であればあるほど、善人は自分の正しさを押し通して現実と政治が乖離していきますし、並の善人だと民衆の期待に応えられず押しつぶされてしまうでしょう。柔軟性がないから。目をバッキバキにして民衆のために耳障りのいいことばかり言ってる候補者も多いですが、彼らはいざ政治を担当すると何もできません。自分の理想を伝えることだけが目的で、それを実現する原動力がないからです。悪人の場合は自分の稼ぎが原動力になりますが。

最後に

政治家に善悪の概念はいりません。

国を運営してくれるならどれだけ裏で悪いことしても結構。ただ、国を維持するために働いてくれるかどうか、そこだけが問題です。だから政治をするのは悪人がいい。そもそも、善人であるがゆえに善人には国の運営は無理です。ところが、民衆は善人にこそ政治をして欲しいと思っている。だから、「私は善人です」とちゃんと民衆を騙せる能力を持っている一流の悪人がやるしかないのです。

それか、「カネも名誉も手に入れてヒマを持て余している金持ち」にやってもらいか。これは善悪問いません。「もうすべて手に入れたからここから先はみんなのために働くかー」くらいの人なら悪いこともせずにしっかり政治をしてくれるでしょうし、民衆も納得するでしょう。