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鳩時計の時間を告げる鳥は鳩じゃないよ?

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鳩時計って知ってます?

窓から鳥が出てきて鳴き声で時間を告げてくれる時計です。現在はなかなか見る機会がない時計ですが、鳥が出てくる姿がなかなか可愛らしい。

鳩時計っていうくらいですから、当然あの鳥は鳩なんだろうと思っていたら、これがまた大間違いでして。鳩じゃないんです。

じゃああの鳥は何なのかってことなんですけど。

鳩時計って?

まずは、鳩時計について。いつものようにウィキウィキしちゃいます。

鳩時計(はとどけい、独: Kuckucksuhr、英: cuckoo clock)は、壁掛け時計の一種である。

ドイツ南西部にあるシュヴァルツヴァルト地方で普及されたといわれる、重りで動かす木製の振り子時計である。毎時ちょうどに時計上部の小さな窓から小鳥の模型が顔を出し、時刻の数だけ鳴き時報を教え、半にも一度鳴く。

引用元:鳩時計 - Wikipedia

日本には、暦を太陰暦から太陽暦に改定した明治5年以降、さまざまな西洋の時計とともに入ってきました。

こんなやつ。

リズム時計 RHYTHM カッコー 掛け時計 カッコーメルビルR 本格的ふいご式 木 茶 (木地仕上) 4MJ775RH06

なかなかオシャレで風情がある時計ですね。

あの鳥は一体何なのか

さて、本題に入りましょう。

あの時間を告げる鳥は鳩じゃないってことなんですが、じゃあ何なのかと。鳩じゃないとしたらいったいなんやねんと。

それは、英語でどう書くか考えるとわかります。鳩時計は英語でcuckoo clockと書きます。

cuckooはそのまんま読んでカッコウのことです。

もともと鳩時計が作られてたドイツ語でもいっしょ。カッコウ。

カッコウ!あの、静かな湖畔の森の影から!もう起きちゃいかがと鳴く!あのカッコウです!

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なんでカッコウが鳩に?

じゃあなんでカッコウなのに鳩になってしまったんでしょうか。

日本の時計屋さんは、西洋からやってきた時計をせっせとコピーして時計を制作していました。その中にはもちろん鳩時計もあったわけです。窓から出てくる鳥も完全コピーしていたわけですが、時計屋さんはその時計を何の脈絡もなく最初っから「鳩時計」とか銘打って売り出していたんです。

ただ単に「鳩時計」として日本に紹介されたからカッコウ時計が鳩時計と呼ばれるようになったってだけです。

なんで鳩時計とか言った?

さて、カッコウ時計を鳩時計とした時計屋さんはなぜ鳩時計と言っちゃったんでしょうか。何か考えでもあったのでしょうか。

しかしこれがよくわからない。

カッコウは日本では閑古鳥とも呼ばれますが、ご存知のように「閑古鳥が鳴く」といえば店に客がこなくてガランとしている様子をいいます。だから、「カッコウなんて縁起でもないから鳩にしちゃおう。似てるし」というわけで鳩時計としたという説がありますが、ホントのところはわからない。

初めて輸入してきた業者が木彫りのカッコウをハトと思ったとか、「カッコウ時計」よりも「鳩時計」のほうが語呂がいいとか、鳩は平和の象徴だからとか、諸説あるんですがどの説も確証はありません。

そんなに難しいことじゃなく、鳴き声も別に「クックー」という鳴き声も「ポッポー」って聞こえなくもないし、造形も「鳥」ってわかるくらいの程度だから鳩でもいいだろ、日本では馴染みの鳥だしってテキトーに鳩時計と言ったってだけのような気がしますが。

元々カッコウだったわけ

本当のところはわかりませんってだけじゃあ何なので、元々なんでカッコウ時計になったのかって話も書いときましょう。

ヨーロッパでは昔からカッコウは別名「春告鳥」と呼ばれていて、農民などの間では良い報せをもたらす鳥として親しまれています。

縁起のいい鳥だからカッコウになったということですね。

最後に

輸入当時の時計職人は、いかに自分たちでドイツの時計をそのまま作るかってことだけを考えてて時計の名前なんかどうでもよかったんでしょうね。

まぁ今さらカッコウ時計にしても座りが悪いから、あれが鳩だろうがカッコウだろうがどうでもいいですけどね。

テキトーですね。