先日、こんな記事を書きました。
「マッポ」は「薩摩っぽ」から来ているという大変ためになる記事ですが、ブログ仲間のとまじぃ (id:tomag)さんからこの記事にこんなブコメをもらいました。
警察官を「マッポ」と呼ぶのはなぜか - コバろぐ
次回「刑事をデカと呼ぶのはなぜか」 お楽しみに♪
2022/12/14 20:01
「次回「刑事をデカと呼ぶのはなぜか」 お楽しみに♪」ですって。
分かりましたよ書きますよネタ提供ありがとう。
刑事を「デカ」と呼ぶわけ
さて、なんで刑事のことを「デカ」と呼ぶのか。これは「マッポ」同様明治時代までさかのぼります。やっぱり警察が出来たらすぐに発生してますね。
こういう隠語ができたってことは、警察ってのはある程度畏れられてたってことが分かります。まぁ、法の番人ですからそれくらいのほうがちょうど良いです。
それはさておき、「デカ」ですね。
警察が出来た当時、人々の服装はまだ和服が多く、洋服は値の張るものでした。そこで、洋服を買えない刑事は角形に仕立てた袖を持つ和服の外套(がいとう、コート)を着ていたんです。
なんでしょう、刑事は洋服ってイメージでもあったんでしょうか。それがあっても洋服買えないビンボー刑事が困って洋服に見えなくもない角袖外套を着たってわけなんでしょうか。ともあれ、角袖外套を着ていました。
いや、和服やん。こんなのを着てたのかどうかわかりませんが、とにかく刑事は角袖コートを着てたんです。
そしたら人々が角袖を着ている刑事を「角袖巡査」とか呼ぶようになりました。なんだかやっぱり多少の侮蔑が入ってる気がしますけどね。
そしたらいつの間にか「カクソデ」を逆さに読んで「デソクカ」と呼ぶようになり、そこからさらに縮んでその頭「デ」と最後の「カ」だけ読むようになって「デカ」というようになったとか。業界ってのは昔っから逆さ言葉使うんですねぇ。
「カクソデ」の「カ」と「デ」で「カデ」と呼ぶようになってから逆さになったという説もありますが、逆さになったのが先なのか後なのかなんでどうでもよろしい。
また、「カクソデ」を「クソデカ」に入れ替えて「糞デカ」から「デカ」だけ独立したって話もあります。アナグラムか。
とにかくいずれにせよ、角袖外套が「デカ」の由来なのです。
最後に
とにかく、そういうことです。そういうわけで刑事を「デカ」と呼ぶようになったのです。
元はと言えば洋服を買えないビンボーがいけないのです。ビンボーこそ敵。みんな頑張ろう。