お盆で祖母の初盆のため、ド田舎に行ってました。
祖父母亡きあとそこには叔父が住んでいて、仕事を引退したあと元からあった畑で野菜などを育てています。
そこにお盆の法事の前日に乗り込んでいき、晩飯で一献というときに「さっき採ってきた野菜食べてやー」と叔父に言われました。
正直「エーヤサイイイイ…」って思ったんですが、そこで文句言うほど厚顔無恥ではありません。仕方なくビールを飲みながら待っていました(エラそう)。
採れたてオクラとオカワカメの茹でたん
「はいーお待ちどおおおおお」と出てきたのがコレです。
オクラとオカワカメ。サッと茹でただけ。オカワカメとは初めて見ました。葉っぱが普通なのに茹でたら粘り気が出てワカメのようになるらしい。
しかし、ぼくはオクラは好きではありません。嫌いではないけれども、好んでは食べない。正直言ってオクラをウマいと思ったことは一度もありません。
「マヨネーズでも塩でも付けて食べて」と叔父さんは言います。「ハァ…ハハハ…」何となく愛想笑いをしてマヨネーズをチョンと付けて食べてみました。
………。
ウッメエエエエエエエエ!!!!
なにこれ滅茶苦茶ウマい!!!!
となりました。
もう一度書いときますが、ぼくはオクラを今までウマいと思ったことは一度もありません。しかし本当に滅茶苦茶ウマい。オクラってこんなにウマかったんや!
もちろん、オカワカメもめちゃんこウマい。
採れたての野菜を美味く感じるようになってしまった
最近、確かに肉の脂っぽさはもちろん、魚の脂も受け付けなくなってきた身体になってしまい野菜を採るようになってきてるんですけども、やっぱり「ウマい!」とはなかなかなってなかったので、今回もただ単に「野菜がウマい!」ってわけではないと思います。現に、オクラなんて行く前にスーパーで買ったのをちょうど食べたところでしたから。
つまり、“旬のものを採れたて”だからウマいんでしょう。
昔じいちゃんばあちゃんとうちゃんかあちゃんが言っていた、「野菜は旬の採れたてが一番!」というのが分かるようになったのかもしれません。昔はそんなん聞いても「何言っとんねん野菜なんかいつ採っていつ食ってもいっしょじゃ」と思うだけだったんですけども、もう何ていうかベラボーにウマい。
このあと出た採れたてのジャガイモで作ってくれたポテトチップスも一段違いましたし、デザートのまくわうりだってウマかった。
まぁつまり、ぼくも本当に歳を取ったということです。
最後に
しかし逆に、新鮮でウマい野菜を食ってしまったがゆえに、益々そこら辺で買えるやつをウマく感じることは難しくなったと言えるかもしれません。
これはもう、自分で育てるしか……ハッ!!!
オッサンが家庭菜園とか始めちゃうのって、これが理由なの!?
なるほどなるほど。
……やろっかなぁ。なんか家の近くにレンタルの畑があったような気がする…。