俳優の火野正平さんが小栗旬さんと出演しているサントリーのCM、ありますよね。
父と息子の理想の関係、みたいなやつで、父親でもあるぼくとしては「いいCMですな」と思うわけですが、そのぼくの息子であるウチの次男がこのCMを見てこんなことを言いやがったのです。
「あ、自転車乗ってるジイちゃん」
んんん?自転車乗ってるジイちゃんんん???
(画像:https://youtu.be/FJ1lOm6o8FMより)
『にっぽん縦断 こころ旅』の火野正平
もちろん、次男がこんなことを言うにはそれ相応のワケがあって、それは『にっぽん縦断 こころ旅』というエレビ番組にあるんですね。
この『にっぽん縦断 こころ旅』は、NHK BSプレミアムで不定期放送されている紀行番組です。これに火野正平さんは出演されているわけですが、ていうか火野正平さんが旅をする番組ですけども、正平さんはこの番組で自転車で旅をするんです。
自転車少年だった俳優の火野正平が「旅人」と称し、視聴者から寄せられた手紙に書かれた「こころの風景」を訪ねながら日本列島を相棒「チャリオ」(自転車の愛称)で縦断する。
で、実際のところ、最近はこの番組以外で火野正平さんをあんまり見かけないじゃないですか。少なくとも次男はこの番組でしか火野正平さんを知らない。
だから、「あ、自転車乗ってるジイちゃん」になるわけです。
ぼくら世代の火野正平
ぼくら世代にとっては、火野正平と言えばバリバリの俳優です。独特のキャラクタで人気ですが、やっぱり印象的には2時間ドラマでしょう。
特に、露天風呂が出てくるドラマには必ず出ているイメージ。しかも主役でなく脇役で。混浴に女性が入っているときにサラっと入ってくる三枚目、入ってきて女性のおっぱいを拝む、そんなイメージないですか。
当時、健全な男子だったぼくらにとっては「火野正平が出てればおっぱいが見られるかもしれない」と期待をさせる俳優さんでした。それで「宿題やりなさい」と言われてもテレビの前から動かないという。
こういう役が多かったのは、実際に有名女優と次々に浮名を流しワイドショーを賑わせてたのと関係があるんでしょうね、やっぱり。なので、稀代のプレイボーイというイメージもありますね。
当時から見ると、いま自転車で旅する火野正平さんはまるで別人ですけど、現地の人とのふれあい方を見てると、モテる理由はわかる気がします。
飄々とした雰囲気で隠してはいますけど、きっと今もプレイボーイぶりは変わらないんじゃないかなぁ、とか思ってみたり。
最後に
とにかく、今の若い子に言いたいのは「火野正平はただのチャリンコジジイじゃないんだぞ」と言うことです。