出産して子育て、そりゃ母親だけに任せるのは大変だし不可能。
日本では、昔っから男性が外で働いて女性が家のことを全般やるというのがデフォルトでしたが、今はそうはいかない。
だから男性も育休を取ろう、という動きにはなってきています。しかし、まだまだ体制的に十分取れるような社会ではありませんよね。
そこでさまざまなことが起こりさまざまな意見が出てくるわけですが、四の五の言わんととりあえず育休を取れ、と思うのです。
育休の現状
現状では、育休そのものが何なのかを主に男性側の理解が足りないように思います。そこでこんなニュースが出てくるわけです。
育休夫の家事・育児 3人に1人、2時間以下 民間調査 :日本経済新聞
2時間以下ってお前何のために休んでんねん、というカンジですが、これが実体。
しかし、2時間以下なのは3人に1人です。ぼくはもっと多いと思ってましたから、まともな人のほうが多いなぁという印象。よかったよかった。
しかし、そういう人がいるのはやっぱりよろしくない。
「何やればいいかわからない」という言い訳も聞こえてきそうですが、それは初めて子育てをする母親だっていっしょですから言い訳になりません。
そして、これ。
小泉純一郎氏 「進次郎は育休をとって何するのか?」と激怒|NEWSポストセブン
滝川クリステルさんが出産をし、夫の小泉新次郎さんが育児休暇を取得するといいます。政治家がちゃんと育休を取る、というのは今後の日本社会にとって非常に大きな1歩だと思います。彼の場合は育休を取ること自体に意味があるので2時間以下でも問題ないですね。どうとでもなるカネは唸るほどあるでしょうし。
まぁしかし、総じてやっぱり父親が育休を取るということに関して日本ではまだまだ全然理解が進んでないのがわかります。
とりあえず育休をとろう
しかし、それは仕方のないことです。
今は「男が育休をとるなんてとんでもない社会」から「男も育休をとって当たり前の社会」へ変換していく過渡期です。過渡期というか、まだやっと入口に立ったところ。
だから、今は何も言わずに何も考えずにどんどん育休をとればいいんですよ。そうすれば社会全体で「育休をとったら育児をする」「その育児はこれとこれとこれとこれとこれ」「夫婦そろって子育てすればこんなにハッピー」と言う風に徐々になっていきますよ。徐々に。我慢強く、みんなで育休をとっていけば。
そりゃ今は大変ですよ。まだまだ「お前育休とるとかナメてんの」とか平気で言われちゃう会社も多いでしょう。でも、ここで諦めたら「男も育休をとって当たり前の社会」なんて未来永劫できあがりません。
だから、いいんです。本人が全然育児しなくて役に立たなかろうと、ジジイが「育休とかアホか」と言ってこようと。とりあえず育休をとるというその事実が大事なんです、今は。
最後に
まぁしかし、現状は難しいでしょうねぇ。社会全体で意識を変えなきゃどうしようもない問題だと思います。だからこそ、ゆっくりゆっくり。
以上、育休をとりたくてもとれなかったオッサンのたわごと。