2021年8月3日、東京オリンピック男子サッカー準決勝が行われ、U-24日本代表がU-24スペイン代表に敗れました。
ぼくはずっとこの試合をテレビ観戦をしてたんですが、何だか感動を覚えちゃって。
ぼくは昔っからサッカーよりも野球が好きで、サッカーはワールドカップのときにちょっと見るくらいで、オリンピックのサッカーなんて今まで見向きもしてなかったくらいなので、大きな変化なんですよ、これ。
準決勝のU-24日本代表
いったんここで試合を振り返ってみますが、なんというか常にスペインにボールを保持される試合展開でしたね。日本の保持率38%とかでしたっけ。
それでも、日本の選手たちはスペインが正確なパス回しをする中ずっとずっと辛抱して守っていました。そしてボールを奪ったあとキッチリ場面を作ってましたが得点には至らない印象。試合は前半後半延長に入ってもずっとそんなカンジの展開でしたよね。
何回か日本にチャンスも訪れましたがやっぱり決めることはできず、逆にスペインが延長後半わずかな隙をついて1点をもぎ取っていきました。その後も日本代表はボールをキープしようとするスペインからボールを奪い前に出ましたが得点をゲットするに至らず試合終了となり、結果負けとなりました。
こんなカンジでしたよね。
みんな頑張った!
しかしホント、負けたけど得るものはあったと思いますよ。
キーパーの谷選手なんてビッグセーブ連発だったし、吉田選手酒井選手板倉選手中山選手は対峙する選手には仕事をさせずシュートには体を張って得点を防いでましたよね。特に板倉選手は初めて見ましたけど素晴らしい反応だった気がします。遠藤選手田中選手旗手選手の運動量も目を見張るものがあったし、堂安選手久保選手のコンビからの攻撃は見ていて楽しかったです。林選手も課題はあるだろうけど果敢にゴールに向かって言ってましたし守備は良かった。途中出場の選手も特に相馬選手と前田選手は流れを変えてくれるかなと期待できる動きでした。
要は、みんな頑張ったんです。
試合見ててあのスペイン相手にこの結果はこのメンバーだからこそ出来たんじゃないかなと思うのです。
感動した!
で、ぼくはそんな頑張った日本代表選手たちを見て初めて感動したわけですが、まぁ度々書いているようにぼくがオッサンになったからなのもひとつ理由としてあるんですけども、今回はそれだけじゃない。「若者が頑張ってるからオジサン応援しちゃう」ってだけで感動したわけではありません。
本気でテッペン(金メダル)を獲りに行ってると感じられたからです。
今回のオリンピックでは久保選手が「金メダル獲りに行く」みたいなことを公言してるらしいじゃないですか。で、その他のメンバーもその天才・久保といっしょに金メダルを獲るためにまとまっているカンジがしたのです。だからこそ、スペインの攻撃をずっとずっとシンドいだろうに防ぎ続けた。本気で勝ちに行く死にもの狂い男の姿は美しいのです。
今までそこまで本気でトップを獲りに行ったサッカー日本代表があったか?ぼくはそれを感じたことはありません。まぁロクに見てもないですけど。ワールドカップだって、出場して喜んでません?
いや、みんなやるからには1位狙うでしょうし表に出してないだけかもしれません。ぼくだってそんなの表に出す必要はないと思ってます。でもそこまで本気度あった?
まぁ今回はそれを感じたんですよね。それがぼくの勝手な思い込みだとしても、若い青年たちが勝利に向かって頑張ってる姿に感動しちゃったわけですよ。
あれ?何だかそれだと結局理由は「ぼくがオッサンになったから」ではないのか?
最後に
いずれにせよ、サッカーの日本代表を見て感動したのは初めてなのです。
まぁ勝負の世界なのであえて言っちゃうと、勝てなかった時点で本気度が足りなかったとしか言えないんですけどね。それでも、次のメキシコとの3位決定戦を勝って銅メダルを獲る瞬間を見せてもらいましょう。