この春から大学生になる次男が、早くおきて髪を切りにいくと言ってたんです。なんでも美容室に予約を入れていたらしい。
美容室?今までずっとぼくと同じ安い床屋で切ってたのに何事?と思いましたが、思い返してみるとぼくだって髪を伸ばして赤くしてたのは大学生のときですし、まぁ色気づくには遅いくらいですよね。
「楽しみ」と次男は言った
しかし、出かけるとき次男は非常にゴキゲンで「楽しみ」と言っていたのです。
楽しみ?滅多に感情を親に見せない次男がそんなことを言うのは珍しい。娘に聞くと数日前からテンション上がってたらしいんですよね。
そこでぼくはピーンと来ました。何か突飛な髪型にしてくるなこれは。
何というかモノの趣味がぼくと似ているところがある次男は、大学に行ったときに周りにインパクトを与えるのは厭わないはずです。つまり、何等かの大学デビューを果たそうとしているに違いない。
もしかしたらチリチリパーマ当ててくるんちゃうやろか、と思ったんですけども、それにはちょっとまだ髪の毛が短すぎます。ではもしかしたらスキンヘッドかな?いやいやだったら美容室じゃなくて良くない?んー、どうするつもりだ。
とか考えているうちにぼくも出社時間になってしまったので答え合わせは帰宅後になりました。
帰宅。そこにいたのは…
さて、一日仕事をしてクタクタで帰ると、そこに次男が居ました。彼が髪を切りに行ったことなどスッカリ忘れていたぼくは、彼を見てビックリしました。
そこにいたのは、『北斗の拳』に登場するジード団の一員でした。
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モヒカンかい!!!
とツッコんだぼくに次男は冷静に言いました。
「モヒカンではない。ここはこうだし、ここもこう」
なるほど、モヒカンと言うには幅が広いし、後ろは伸ばしていない。つまりテッペンだけ伸びている。もうちょっと短かったら高田コーポレーションのおやきやないか…。
しかし、こういう髪型を何ていうのかは知りませんが、パッと見てみんなモヒカンと思うでしょう。
なかなか思い切ったことをしやがるもんです。え?大学の入学式この頭でスーツ着んの?と聞いたらそうなんですって。
いかつー。
最後に
まぁ、大学時代というのは人生で最初で最後のモラトリアムな時期でもあるので大いに楽しんでくれればいいと思ってるし、今回はちょっと早いけどその第1弾ということでしょう。今思ったけど、それだったらモヒカンにすればいいのに。
まぁいずれにせよ、いいなぁ自由で。自由でいいなぁ。
ちょっと次男がうらやましくなりましたね。