先日、仕事をサボって(またか)埼玉県の越生町をあてもなく車で走ってたら「上谷の大クスはこちら」とか書いてある看板を見つけました。
「へぇー、クスノキか。デカいんか。見たい」
やることもないので見ることにしました。
看板の矢印に従って入っていくとくねくねした山道に入りました。ワインディング・ロード。
上谷の大クス
めっちゃデカい
そしてたどり着いたよ「上谷の大クス」。ちなみに上谷は「かみやつ」と読みます。
遠くからも「もしかしたらあのこんもりした繁みがそうかな」と見えるくらいのデカさなんですが、近くから見るとこんなでした。
デカっ!
写真じゃ伝わらないかも知れませんが、滅茶苦茶デカいです。
行った日はあいにくの雨で傘も持ってなかったので雨に濡れながら見たんですけど、そんなことおかまいなしにしばらくずっと見ながら立ってました。
埼玉一の大木らしい
写真でもわかりますが、下のほうを見るとウッドデッキで足場が整備されている様子だったので近くまで行って見ました。
するとこんな説明が。
これによると、このクスノキは全国巨木ランキングで第16位、埼玉では第1位のデカさらしいです。
樹齢は1000年以上とみられているそうで、1000年前といったら大体西暦1000年前後ってことでしょう。スゴすぎ。
近くで見るとこんなカンジ。
太ぇ…。
こりゃ、ぼくが今までに見たことのある大木なんてまだまだ子供です。
とにかく、1000年生きてる生命に圧倒されます。
大クスは大きかった(当たり前)
先ほども書いたように、しばらく見たまんま固まったぼくですが、その間何を考えてたかというと、「すげぇ…」だけでした。
もう1000年とかいう時間生きられるてのが意味わからん。1000年前といったら清少納言が『枕草子』を著したころでしょう。そのころにこの木は生まれたわけです。春はあけぼの。
見上げてみると、普通の木が何本もくっついてるみたい。
うん、雨の日に来たことが悔やまれます。晴れの日にくれば、間違いなく木漏れ日に圧倒されることでしょう。
みんなも見てみよう!
是非、みなさんにもこの大クスを見てもらいたいので場所を教えます。
住所は埼玉県入間郡越生町上谷634、「おごせまちかみやつ」って読むの大変ですけど、GoogleMapで「上谷の大クス」って検索すれば出てきます。
ちなみに、車で細い山道を通る(場所によっては対向車がきたらヤバい)ので、運転に自信のない人はご注意を。しかし、困難を乗り越えて1000年生きてる木を見に行くのですから、それくらいの困難はなんてことないでしょう。
最後に
クスノキは暖地を好む樹種なので、本州西部の太平洋側から四国、九州に分布していて、関東でこれだけ大きく育っているのは珍しいそうです。
そんな珍しい大木、是非一度足を運んでみてください。
視界に入りきらないほどの大きさの木なんて、滅多にお目にかかれませんから。