ジャイアント馬場さんを例に出すまでもなく、巨大な人間ってのは声がこもって聞こえたりしますね。
で、ぼくって181㎝で、まあデカいほうです。そして例外ではなく、ぼくの声もちょっと(だと思ってる)こもって聞こえる。
自分の声を録音して聞いてみると、なんとまぁ聞き取りにくい。ああ、やっぱぼくもか、とちょっとイヤな気分になります。
聞き返す女、聞き返されたくない男
なので、カミさんからしゃべったことを聞き返されたりすることも多いです。「え?なんて?」みたいな。
そして困ったことに、ぼくってば同じことをその場で2回話すのが大嫌いなのです。もう病的に嫌いです。
なので、言ったことを聞き返されたりしようもんならソッコーで機嫌が悪くなったりします。
なんてワガママな。でもイヤなんだかしょうがない。
で、結果、聞き返された俺は「もういい!二度と言わん」なんて逆ギレをするワケなんです。キレんなよ、と思わなくもないですけど、イヤなもんはイヤなの!
ボケも聞き返される
最悪なのは、ぼくの渾身のボケを聞き返された場合です。
ぼくも大阪人のはしくれですから、会話の合間に少々ボケを挟みたくなりますし、実際に挟み込みます。
しかし、ボケなんてポッと言ってすぐにワッ笑って欲しくて言ってるだけなのに、それを聞いたカミさんは、「え?なんて?もう1回言って」とか言い出すのです。
そうなると、「もういい!」となります。同じことを二度いうのは嫌いなんだってば!
それにこの場合、もう1回言っても絶対に確実に笑いにはなりません。笑って欲しくて言ってるのに、その目標は絶対に叶えられることはありません。渾身のボケは闇に葬りさられるのです。
だから「もういい!俺のボケを殺しやがって!」となっちまうのです。
喧嘩の原因
しかし、カミさんに「もういい!」と言うと確実に「なにそれ!どういうこと!?」となります。
そりゃそうです。
カミさんは、聞き取れなかったから聞きなおしてるだけなのです。それなのに、それだけで「もういい!」とは何事か、というのは当然の理屈ですね。
ぼくだってそれくらいはわかってるんです。
だから、冷静に言い直せばいいんですけども、イヤなもんはイヤなんです。そうなると売り言葉に買い言葉です。「なにそれ!」とやられたぼくは「だからもうええねん!言わん!」となります。
ウチの夫婦喧嘩の始まり、というワケです。無駄すぎる喧嘩です。
最後に
あぁ、ぼくもよく通る声が欲しいなぁ。
不毛な喧嘩も減り、今までやってきた夫婦喧嘩の9割はなかったことになるでしょう。しかし実際は、今後もぼくのこもった声から始まる夫婦喧嘩は勃発し続けるんでしょう。
どうしようもないね。