みなさんは、仕事してるときに「ああ、ツラい。しかしもうすぐゴールだ。色々あったけど、終わり良ければすべて良しだ」って思う局面でありますか?
ぼくは時々あるんですけど、そう思ってるときは大抵マズい事態に陥ってるときが多いです。もうすぐゴールどころか、実はゴールから遠ざかってたりします。
怖い怖い。
終わり良ければすべて良し
「終わり良ければ全て良し」という言葉の意味
多少のミスがあったとしても、結果がよければ高く評価されるということ。 英語の「All's well that ends well.」の訳語で、シェイクス・ピアは同名の戯曲を書いている。 「全て」は「総て」「凡て」とも書くが「全て」が一般的。 「終わりが大事」とも。
正にそのままの意味です。
例えば仕事で言うと、自分のミスで入金が遅れたり発送が遅れたりなにか重大なことの連絡が来ないとき。あらゆる局面で良くない状況に陥り、そこを何とかして結果さえちゃんと出せばそれまでのマズいことはチャラになる、例えそのときはピンチだ、と思ったとしても最後の結果が良ければ問題ないよ、ということですよね。
なので、「終わり良ければ全て良し」は正に今マズい状態になってます、しかしここを乗り越えればそれは全然大丈夫なんです、ということを意味しています。
しかし、良くない結果が待っている
「終わり良ければ全て良し」という言葉が頭によぎる人は、仕事で失敗したり良くない結果が出てきたりすると「おお大変だ」なんて思って問題が表に出ないように、つまり会社や上司にバレないように自分で解決するんだ、なんて言いつつまずは自分であれこれやってみたりします。
「しかしウマくいかない、ああどうしよう、なんとかしなくちゃ、しかしもう打つ手がない、でもきっとウマくいくさ、終わり良ければ全て良しだ…」
ハイこれドツボです。もう打つ手がないのに、良い終わりがやってくる道理はないのです。
実は事態はもうどうにもなりません。
つまり、大抵の場合は「終わり良ければ全て良し」なんて思い始めたときにはすでに手遅れ。
最近「終わり良ければ全て良し」って思った
以上を踏まえた上で書きますが、最近ぼくは「終わり良ければ全て良し」と2回思ったところです(だからこんなことを書いてる)。つまり、2つののっぴきならない状況の仕事がある。
ひとつは顧客への連絡忘れ、もうひとつはクレーム対応の遅れ(の報告)が原因です。
「ふふっ、こういうポカもあるのさ」とか言って自分で色々やってたんですけど、どうも状況が好転しない。どころか悪くなってました。
てへ。
もう打つ手はありません。
速やかに上司に報告しましたが、自分でなんとかしようとした時間分だけ報告が遅くなり事態も悪くなったわけですから、大目玉をくらいました。
てへ。
「終わり良ければ全て良し」って思っちゃう人へ
何度も書きますが、「終わり良ければ全て良し」なんて思っちゃう段階に至ってしまっては、良い終わりは来ません。ズブズブとドツボに沈んでいくだけです。
じゃあどうすればいいのか。
「終わり良ければ…」なんて思わなくて済む段階から、上に報告しちゃいましょう。そうすれば絶対キズは浅く済みますよ。
サッサと上司に丸投げして次の仕事に取っ掛かりましょう。
最後に
「終わり良ければ全て良し」なんてことを思いながら今、仕事をしている人。そう思ったってことは間違いなく手遅れです。
速やかにしかるべき人に報告しましょう。速やかに。後になればなるほど事態はどんどん悪化するのは間違いないのですから。
ウマくないことが起こったときのケツ拭き、それも上司の仕事です。