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長男に「買ってあげよっか?」と言われた

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進路も決まった高校3年生である我が家の長男、時間がありあまっているので去年の年末あたりからアルバイトを始めています。

それでニンテンドースイッチを買ったりして、まぁ色々と有意義みたい。

そんな長男、ガッツリ1日中バイトってわけではないのでそこまでじゃないにしても、何というかリッチです。

買ってあげよっか?

『風来のシレン』を

で、先日『不思議のダンジョン 風来のシレン』のスマホ版が登場するって書いたじゃないですか。

待ちに待ったというカンジなんですが、これについては長男と話をしていたんですよね。

「スパイク・チュンソフトがスマホ用にダンジョンRPGをリリースするらしい。これはもしかしたら、ていうかかなり高い確率で『風来のシレン』に違いない」

なんて言ってました。

長男は、「へー、シレンってお父さんの好きなやつじゃん」なんてそのときは言ってたんです。

で、こないだそのダンジョンRPGが『風来のシレン』だってわかったときには、ぼくもコーフンしちゃって長男にさっそく報告をしたわけです。

「おい!やっぱりシレンやったで!シレンや!シレン!シレンやでーーーー!!!買い切りや!1800円やーーーー!!!」

「へー、1800円。買ってあげよっか?」

「え……」

思いがけない言葉に返事ができないオッサン。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も!

買ってあげようだと!1800円なんて自分で買えるわ!生意気な!

なんて思ってたら続けて長男が言うんです。

「もうすぐお父さん誕生日じゃん」

「は……?」

またまた返事ができないオッサン。

「た、たたた、誕生日?4月やで。あと1ヵ月半もあるがな」

「ホントはさ、『ブレス オブ ザ ワイルド』を買ってあげようかと思ってたんだけど…」

「ぶれすおぶざわいるど?」

「ゼルダだよゼルダ!『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』!」

「え……」

マジか。

確かにニンテンドースイッチがリリースされる前から「もし買ったら何やる?」なんて話をしてて(長男とはゲーム好き同士としてその立場でよく話をする)、ぼくは「とにかく『ゼルダ』だ『ゼルダ』。もしスイッチを買ったらまず『ゼルダ』だろが!」とことあるごとに言ってましたし、たまーにカミさんに「買っていい?」と聞いては「却下!」と言われ続けていますよ。

そんな、『ゼルダ』が買えず肩を落としている父の背中を見て、「買ってあげよう」と思ってくれたんでしょうか。

「バーカ!お前に買うてもらわんでもええわ!」と言ったものの「やりたいでしょ?」と聞かれると「やりたい!」と答えるしかできないアホ父が私です。

どっちにする?

「自分のバイト代からお母さんにもお父さんにも誕生日に何か買おうと思ってたんだよね。お父さんは当然ゲームでしょう」

「うるせぇ生意気な」

「『シレン』と『ゼルダ』、どっちでもいいよ」

「な……」

「『シレン』のほうが安いけど、『シレン』のほうが遊びたいでしょう。俺はどっちでもいいよ」

なんだこの会話は。なんだこのデキた息子は。できそこないの父は自分の子をこんなふうに育てる能力は持ち合わせておらんぞ。

なんというか、いいやつに育ってくれてありがとう、と長男に言いたいし、ちゃんと真っ当に育ててくれてありがとう、とカミさんに言いたい気分でした。

最後に

ゲームなんて買ってもらわなくても「買ってあげよっか」と自然に言えるように育ってくれたことが最高の贈り物ですよ(そんなんぼくは苦手です)、気持ちだけで十分ですよと思いつつ、ぼくは二者択一をせまられています。『シレン』か『ゼルダ』か、それが問題だ。

一回試しに「両方買ってくれ」と言ってみたら、「却下!」と言われました。

カミさんソックリやな、おい。