忖度。
もはや懐かしい響きになってきましたが、去年の今頃は当ブログも大変お世話になりました。
忖度(そんたく)ってなんだ?読みと意味、使われ方 - コバろぐ
で、忖度とは。
つまり、「相手の心をこっちで推察する」ってことです。簡単に言うと、相手をわかってあげることってことですかね。
そんな「忖度」が必要なスマホゲームアプリが『忖度ダンジョン』です。
これが結構面白い。
『忖度ダンジョン』とは
『忖度ダンジョン』は、ダンジョンを経営するゲームです。
しかし、ただただ勇者を挫折させる凶悪なダンジョンを作ればいいというわけではないのが面白いところ。
あなたのダンジョンにやってくる勇者たちは、それぞれ「ダンジョンで〇〇をしたい!」という望みを持っています。その望みをかなえてあげると勇者たちは満足してダンジョンを去っていきます。そして、あなたのダンジョンにいい評価のレビューをくれるのです。
勇者の気持ちを忖度して、目指せ最高評価ダンジョン!
レビューされるのが面白い
重ね重ね書きますが、このゲームの面白さは、勇者を倒すのではなく満足させるところにあります。
冒険から帰った勇者たちはその感想をレビューしてくれます。満足すれば★も5つくれるでしょうし、満足しなければ★もひとつです。
このレビューを見るのが面白いですね。
ハッキリ言ってテンプレで、種類もそんなに多くないんですが、それぞれの性格を表していて読むのが楽しみになります。
見やすい画面
『忖度ダンジョン』の画面は非常にスッキリしています。テキスト情報とアイコンのみです。
これが基本画面。現在のダンジョンの状況と最新のレビューが載っています。ここから「ダンジョン準備」のボタンを押して勇者を満足させるべく準備をするわけです。
勇者を忖度して満足させるべく準備を
これがダンジョン準備画面。
一番上に今回ダンジョンにやってくる勇者が表示されます。今回の場合は「悲壮のネクロマンサー」と「筋トレ趣味の武闘家」がやってくるわけですね。ちなみに、メンバーと人数はランダムのようです。
そして勇者たちには「宝物を得たい」とか「強い敵と戦いたい」とか「仲間を守りたい」とかいう望みを持っています。これをかなえると高評価がいただけるわけですね。
で、その望みを考慮して「ダンジョンの内容」を考えます。モンスター、罠、宝物を3つ、勇者たちが満足するような組み合わせでダンジョンに配置するのです。ちなみに、配置するのはそれぞれひとつだけじゃなくてもいいです。敵が「強い敵と戦いたい」やつばっかりなら強いモンスターを3体置いてもかまいません(それでも最大評価はなかなかくれませんが)。
配置するものはどんどんお店で買い足していきましょう。
このゲームは、進めるだけでお金がジャンジャン貯まりますから、早い段階で買えるものは買っていったほうがいいと思います。そして、どんな勇者が来ても対応できるようにしておきましょう。
オマケ
実は、勇者たちには自分で名前が付けられます。
『忖度ダンジョン』は画面が単調で感情移入がしにくい、という人も多いかと思いますが、そんなときは勇者に名前をつけて想像力と感情移入の手助けにするといいかと思います。
ぼくの場合、『ドラゴンランス』の御一行様の名前にしてみたりしましたよ。割と面白い。
感想
というわけで遊んでみたのですが、シンプルな見た目、BGMもない、というわけでとっつきにくいかな、とも思いましたけども、遊び始めるとなかなか止まりません。
サクサク進められるのもいいですし、何より作り手のオリジナリティへのこだわりが強く感じられて魅せられました。
「勇者に満足していただく」というコンセプトは、なかなか思いつかないでしょう。発想の勝利です。
人気の『ダンジョンメーカー』もいいですけど、こういう角度からのダンジョン経営も面白いなぁ。
噂の『ダンジョンメーカー』で遊んでみた。時間が溶けすぎてヤバい - コバろぐ
最後に
と、ここまで書いて「さて、もう1回」と起動してみたら、初期状態だったんですけど?ぼくの比類なき忖度ダンジョンはどこにいったの?
まさか、1回起動するごとに初めから?初期のファミコンじゃあるまいし!
そうじゃないなら、改善を求むところです。
ゲーム歴36年のオッサンが毎日遊んでるスマホゲームアプリ - コバろぐ