かつて、パソコンのシミュレーションゲームといえば、光栄(現コーエーテクモ)とシステムソフト(現システムソフト・アルファー)でした。
光栄は『信長の野望』『蒼き狼と白き牝鹿』『三國志』のいわゆる歴史三部作で、システムソフトは何と言っても『大戦略』シリーズで、ぼくらシミュレーションゲーマーを楽しませてくれたものです。
「東の光栄、西のシステムソフト」なんて言われ方もしてました。
ぼくとシステムソフト
ぼくとシステムソフトとの出会いは『大戦略88』。初めて遊ぶウォーゲームの面白さ、光栄の戦略級シミュレーションとはまた違った楽しさを教えてくれました。その後、大戦略シリーズは続き88では『スーパー大戦略』や『キャンペーン版大戦略Ⅱ』などで楽しませてもらいましたし、ユニットをファンタジーに置き換えた『マスターオブモンスターズ』シリーズも遊ばせてもらいました。
さらにはシナリオジェネレータを搭載し、何回でも遊べたRPG『ティル・ナ・ノーグ』シリーズやロボットオート戦闘の『ロボクラッシュ』など、大戦略とは違うテイストのゲームもリリースしたし、何といっても光栄の向こうを張った『天下統一』シリーズには光栄信者だったぼくも拍手を送らせてもらいました。『遊兎伝』、『冒険浪漫』といったアクションゲームまでリリースしちゃいましたね。
初期は大戦略一辺倒だったものの、徐々に色んなジャンルの色んなゲームをリリースしました。それらはどれも「硬派」なゲームでした。グラフィックやサウンドにこだわらない(『冒険浪漫』の音楽とか好きですよ)、システムで勝負するような「硬派さ」を持ったゲームばかりだったのです。
ちなみに断言すると、『天下統一~相剋の果て~』は光栄の『信長の野望』シリーズを超えてます。
おい!システムソフト・アルファーちょっとこい!
しかるに。システムソフトの後ろにアルファーが付いた昨今。どうだ今何やってるんだ。
実は少しは知ってるのですが、知ってるが故に避けていたのですが、調べてみたんです。
→大戦略WEB(ブラウザで楽しめるオンライン戦略ゲーム) - ハンゲーム
→[PC]萌え萌え2次大戦(略)3 オフィシャルWEBサイト
なんだこれはなんだこれはなんだこれは~!!!!
なんでこんなことになってるんだ!女子率高すぎ!
いやまぁ、商売としてターゲットを絞って、その際にマーケティングしたらこの方向性が一番良かったんでしょう。わかる、それは別にわかるんです。
そして、こういった女子率高いゲームのことも否定はしません。ぼくはやらないけども、だからってこんなん駄目だとかはいいません。
でもですね、でもですよ。システムソフトがこれをやるのって思っちゃうんですよ。あの、ガッチガチのシミュレーションを楽しませてくれた、システムソフトが、これを、なんで!?って思っちゃうんですよ…。
思えば『天下統一Ⅴ』のときに気づいていた
2008年に、久しぶりに天下統一の新作が出ました。ホントに久々に登場した、しかもナンバリングタイトル。期待は大きく、ぼくは発売日にそれを買いました。
シリーズ初の“顔グラフィック”がついて、それだけでも「あぁ、硬派が…」とか言ってたのに、プレイしてたらイベントで他家から姫が嫁いできて出てきたのがこれだったんです。
あぁ、何です?この姫のグラフィックは…。ぼくはもう力が抜けてしまいました。
実は、これが登場した時点で『萌え萌え2次大戦(略)』シリーズは始まってました。でも、『天下統一』シリーズだけは染まらないと勝手に思ってたんですね…。
そして今のシステムソフト・アルファーの姿はある程度想像して想定してはいたのです…。
最後に
今さら感満載のことを書いてしまってどうもスミマセン。
実は、『4Gamer.net』で記事をチェックしてるときにこんな記事を見つけまして。
→「〜天下統一〜 戦極姫 ONLINE」,「島津義久」と「九戸政実」を11月24日に実装 - 4Gamer.net
それで、なんかあの諦めのような感覚を思い出し、段々と腹が立ってきたので書いた次第でございます。
くそう、また『大戦略』の「アイランドキャンペーン」でRED軍をコテンパンにしたいぜ!
ではまた。